中国の自然の綺麗な場所 おすすめ5選

旅行記録とおいしいもの

2025年の5月まで5年弱中国に派遣になっていた関係で、中国のいろいろな所に旅行に行きました。

中国は、自然あり、歴史あり、文化あり、でいろいろな面白みがあるのですが、特に私は自然の雄大さに引かれて、自然の景色の綺麗な所に良く行きました。

その「私が行った事のある」場所の中からですが、お薦めの5選を紹介したいと思います。

 

「私が行った事がある」自然の綺麗な所っていったいあなたはどれくらいの場所に行ったんですか?とお思いになると思います。

もちろん中国国内のすべての有名な場所に行ったわけではありません。しかし、Webや本に紹介されている内容を紹介するだけでは全く価値が無いと思ったので、実施にこの目で見た中から感想を交えて紹介していきたいと思います。

おすすめ5選の候補は下記の9つになります。(9つしかないのかと思われるかもしれませんが、結構観光地としてはメジャーな所が入っていると思います)

  1. シラムレン草原      (内モンゴル自治区)
  2. 九塞溝、黄龍 (四川省)
  3. 黄山 (安徽省)
  4. 天生三橋、地缝(重慶)
  5. 張家界 (湖南省)
  6. 麗江(雲南省)
  7. 黄果樹瀑布 (貴州)
  8. 桂林、陽朔        (広西壮族自治区)
  9. 石林 (雲南省)

今回はあくまでも、「自然の美しい所」という区切りで選んでいます。

 

という事で、私の少ない旅行経験の中からですが、中国のお薦めの自然の美しい場所を紹介していきたいと思います。

 

九塞溝、黄龍(四川省)

”きゅうさいこう、こうりゅう”、中国語読みで”ジウジャイゴウ、ファンロン”です。

何といってもここは外せないでしょう。

何が綺麗かと言うと「水」です。青というかエメラルドグリーンというか、何とも言えない色の透明感抜群の水が本当に綺麗です。

石灰岩の成分が溶出し、湖底の岩や樹に再析出し、こういった色に見えるとの事です。

そして、湖も様々な雰囲気を出していますし、滝もいくつかありますが、それぞれ固有の見どころがあります。それぞれの場所で景色に見とれて時間を忘れてしまいます。

水が本当に綺麗です日が照っていたら素晴らしい景色を見る事ができます
私が最も美しい色をしていると思う「五花海」という所。かなり神秘的な印象です
こちらは黄龍です。小さな段々畑の様な池が多くあり、その水の色が美しいです。

私は、ここほど水が美しい所に行った事がありません。一番におすすめしたいです。

一方、ここに行くのが結構面倒なんです。最も近い都市である成都から高速鉄道(中国の新幹線)で2時間少しかかるので、時間と費用も高めになります。

私は中国に派遣になっている間に絶対に行っておきたくて、派遣の最後に無理やりスケジュールを入れて行って来ました。本当に行かなかったら後悔していましたね。

黄龍は海抜が3.300m以上あるので、高山病に要注意です。

桂林、陽朔(広西壮族自治区)

”けいりん、ようさく”中国語読みで”グイリン、ヤンシュオ)です。

ここも絶対おすすめです。

一つ下の写真は、「中国」と聞いて一番に出てくるイメージに近いんではないでしょうか。中国の水墨画に出てくるような場所です。

中国の人の中でも「桂林山水甲天下」と言われていて、中国で一番きれいという自信がある、という場所です。

中国紙幣の20元札の図案として使用されている場所
恐らく天気時間によって全然雰囲気が違うんだろうなと思います

私が特にびっくりしたのは、そのスケール感です。もちろんその場所その場所の景色は非常に綺麗なのですが、その綺麗な景色が永遠に(これはちょっとオーバーですが)広がっている感じです。

もし行かれるのであれば、船での遊覧をお薦めしたいです。その広大さを実感できて絶対満足すると思います。

張家界(湖南省)

”ちょうかかい”中国語読みで”チャンジャージエ”です。

最近は映画「アバター」の舞台のモデルになった事で有名です。

中国の南側は、石灰岩主体のカルスト地形に由来する景色の綺麗な所が多いです。場所によって、石灰岩の浸食のされ方が違い、それぞれ本当に特徴がある地形に変貌します。

この張家界もその一つですが、ビルの様な細長い岩の柱になる様に岩が浸食されていて、自然の営みの雄大さを感じます。

といって、ちょうど岩に穴が開いた感じで浸食されており観光場所になっている
パノラマ写真では幅が足りなくて、あまりスケール感が伝わりませんが圧巻されますよ
パノラマ写真を縦に使わないと全体映らないよくこんな地形になりましたね。

大きな景区になっており、敷地内を歩いたりロープウェイに乗ったりして観光するのですが、こちらも桂林、陽朔と同様、その広さに圧倒されます。二泊三日で行きましたが、メインどころの観光スポットしか回りませんでした。全部回るのは時間が足りない。

私は10月に訪れたのですが、また季節を変えて行きたい場所です。

黄山(安徽省)

中国語読み”ファンシャン!です。

中国には有名な山がたくさんあり、十大名山と呼ばれる中の一つがこの黄山です。

ここもカルスト地形なのですが、やはり独特の形をしています。そして、松が岩肌に生えていて、これまた独特の景色を作っています。雲海が出る事もあり、その景色が水墨画で良く描かれます。

どこもそうですが本当に中国の自然はスケールがでかい
山ですので、ある程度の体力が必要です。でも10歳以下の子供たちもがんばって登っていました
松が生えているのと岩の形が特徴的で圧倒されます。

私は十大名山の中では、この黄山しか登った事がありません。

ぜひ機会をつくって、別の山も登ってみたいと思っています。

麗江(雲南省)

お次は麗江”れいこう”、中国語”リージャン”です。

ここから見える「玉龍雪山(ユーロンシュエシャン)」という山が非常にきれいです。標高5,596メートルだそうです。

「藍月谷」と言う所から雄大な玉龍雪山を見る事ができます。

とにかく中国の自然は規模が大きいです。うっとり景色を眺めていたら、時間がどんどん過ぎていきます。

雄姿雲で覆われている事が多いみたいですが晴れると本当に綺麗です
からの景色若干雲がかかっていましたがすばらしい景色でした
藍月谷の水もこのように素晴らしい青色をしています。本当にきれいでした

玉龍雪山は4,600メートル付近までロープウェイで行けるのですが、私は高山病が出やすいのでちょっと無理そうです。行けばもっと景色が綺麗かもしれませんが、私は紹介できないです。下からの景色で十分にきれいです。

日本アルプスとかも実はあまり行った事がないので、比較ができないので、日本アルプスにも行ってみたいなぁなんて思うのです。

 

おすすめ5選に漏れた場所もちょっとだけ紹介

”おすすめめ5選”って題目で書いていますが、候補が全部で9つしかありませんので、残りの4つも本当に簡単に紹介します。

これらの場所も結構良かったんですよ。ぜひ行ってみて感動してもらいたいです。

シラムレン草原 (内モンゴル自治区)

内モンゴル自治区の呼和浩特市(フフホト市)近郊の草原です。私はこんな景色見た事なかった。感激です。

見渡す限りの草原が400kmくらい続いているそうです。スケールが違う、、、

天生三橋(重慶)

重慶市内から車で3時間くらいかかる武隆という地区にあります。自然にできた岩の洞窟(穴?)が橋の様になっていて、そう呼ばれています。名前の通り3つの橋があります。

一つ一つ橋の大きさがハンパない。人の大きさで分かると思います

黄果樹瀑布(貴州)

貴州の安順という街の近くにある滝です。滝も綺麗ですが、滝の裏側まで入れる所がおもしろかったです。豊水期には写真よりももっと水が増えて見ごたえあるそうです。

この以外にもいくつか滝がありバスで移動しながら各滝を見る事ができます

石林 (雲南省)

雲南省の昆明の近くにある”シーリン”です。

ここもカルスト地形が作った特色ある地形の一つです。結構街に近い所にあり、全体が公園の様になっています。

休みの日は家族連れでごったがえすそうです。奇妙な石に関心

 

補足

自然の雄大な、かつ綺麗な場所はまだまだあります

今回紹介した9つの場所は、ある程度観光地化されているとはいえ、自然そのものを見て楽しむ場所です。

自然が綺麗と言われる所がまだまだたくさんあるのですが、私はまだ行けていません。例えば、新彊ウイグル自治区、敦煌、チベットなど、まだまだ行ってみたい所があります。

そんな所に行ってから、改めておすすめ5選リストなんか作ってみたいですね。

自然の景観だけでない所はさらにたくさんある

今回は「自然の」美しい所、という事でピックアップしましたが、人が介した建造物などでスケールの大きいものなどもいっぱいあると思います。

万里の長城、南京の城壁、などは見るだけで圧巻です。西安の兵馬俑もすごいと聞きます(行っていない)。

その他、中国ではとんでもなく険しい山の上にお寺なんかを立てたりします。私が行った中では、梵净山(貴州)なんて、すごく神秘的でおもしろかったです。

こういう自然と文化が入り混じった場所であればさらに行く場所は増えていくと思います。

まとめ

という事で、自然の綺麗な場所 おすすめ5選という事で書いてきました。

全体の分量が多すぎるのも良くないと思い、説明はポイントだけにしています。

本当は、それぞれの観光地で、持ち物の注意点とか、私が思うお薦めの季節とか、いろいろ紹介したい事がありますが、また別の記事で細かい事を書いて行きたいなと思います。

 

この記事で、行きたい、見てみたいと思われた方がいたら幸いです。ぜひ行ってみてください。

 

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