2024年の11月末~12月にかけて、上海の沖の小さな島に一人旅に行った時の事を共有したいと思います。
行った島は嵊山岛(シェンシャンダオ)と言います。地図で言うと下の位置になります。

ここは上海の南の浙江省という省に属しており、嵊泗(シャンシー)列島の一つの島で、この列島内の人が住んでいる島で最も東に位置します。
なぜこんな所に一人で行こうと思ったのか?
理由は大きなもので3つあります。
1.神秘的な景色が見れると紹介されていたから
嵊山岛は、中国の“秘境”や“忘れられた村”として紹介されることも多く、”都市の喧騒から離れて静けさを感じたい人にとって魅力的なスポット”、とWeb上で紹介されていたのです。
その時に見た映像が下記です。現地で”無人村”と呼ばれています。

かつて漁村として発展した村が廃村になり、その建物に緑色のツタがからまり、すごく神秘的な風景になっているという事で、インスタ映えを狙う人が多く行っているとの事でした。
私はインスタはやっていないですが、こういった風景をこの目で見てみたいと思ってしまったのでした。
2.あまりメジャーでない所で、かつ近場で観光出来る所を探していたから
中国の有名な場所や人気がある場所を観光すると、本当に観光客でいっぱいです。私は人が多いところは苦手なので、少しマイナーな所を攻めようと思った、というのも理由としてあります。
そして、平日は仕事で、基本は土日を利用しての旅行になるので、そんなに遠くは行けません。
当時、江蘇省に海外赴任になっていた私には、土日を利用して行けそうな場所としてちょうど良かったのです。
3.周りの人が誰も興味を示してくれなかったから
そして、何といっても、マイナー過ぎて友達は誰も一緒に行ってくれなかった、から一人で行くしかなかったというのもあります。
「何があるの?は?廃墟?何が面白いの??バス、バス。」といった感じです。
私の感性&興味が人と違うのは知っていますが、会社の日本人は誰も興味を示してはくれませんでした。
一方で、私も中国国内を一人で旅行したいという思いがあり、同行者を気にする事無く、その時の気分次第で自分の決めたように旅行をする、という旅がしてみたかったのです。
嵊山岛の見どころ
嵊山岛の見どころは下記の4つだと思います。ガイドブックにはほぼ載っていないと思いますので、参考になればと思います。
無人村(无人村)
先ほど少しお話した、昔、漁村として栄えていた街が廃墟になった所です。
この村がなかったら、単に小さな漁村がある小さな島です。観光地にはならなかったんでしょうね。
この無人村は、昔は后头湾村(ホウトウワンツン)と呼ばれており、嵊山岛の中でも最も裕福な漁村だったそうです。人口も3,000人を超えた時もあったそうです。
しかし、交通が不便の為、1990年頃から続々と人が移転し、2002年には正式に廃村となったそうです。
その後、手付かずとなった廃村の建物全体にツタがからみ、その様子がネットで話題になって、観光客が増えたとの事です。
東崖絶壁
島の東の端に东崖绝壁(トンヤージュエビー)という所があります。岬と言えば良いんでしょうか。
大きな岩が海に張り出しており、公園の様になっています。ここから見る海の景色はまずまず綺麗です。
私は夕焼けが綺麗に見えましたが、特別ぜひ行った方が良いという場所でもありません。しかし、この島で他に行く所もないし、無人村を見に来たならセットで行っておいたらどうでしょうか、という感じの場所です。
海鮮料理
漁師の村ですので、やはり海鮮が売りだと思います。
特にこの島ではムール貝の養殖が盛んで、ここの名物だそうです。海辺を見ると、養殖場が見えますが、たぶんこのムール貝の養殖だと思います(実は未確認)
各種魚の干物なんかもたくさん売られていました。
ここに住んでいる方の生活の元ですね。
漁村としての町の雰囲気
一番栄えているメイン道路の近辺でもそれなりにのんびりしている感じを受けます。
田舎の漁村の雰囲気を楽しむのも良いんじゃないかと思います。
そんなに広くはないので、すぐ見るところが無くなってしまいますが。
嵊山岛への行き方
2024年末当時の一般的な行き方は、上海の南浦大橋長途旅游客運駅からバスと船を乗り継いでいく方法です。
途中でバスと船を乗り継ぎますが、この南浦大橋長途旅游客運駅で枸杞岛(ゴウチィダオ)という所までの切符が買えます。枸杞岛に着いてしまえば、後はタクシーで嵊山岛に行けます。


上海南浦大橋からバスに乗り、沈家湾(シェンジャーワン)という所まで行き、そこで船に乗り換えます。
船に乗ると、一度、嵊泗岛(シャンスーダオ)という島に30分ほど途中停泊しますが、そのまま乗りっぱなしでOKです。再出港して枸杞岛(ゴウチィダオ)に向かいます。
チケット代はバス代と船代込みで当時114元(約2,400円)でした。
そして、船の最終到着地の枸杞岛(ゴウチィダオ)と嵊山岛(シェンシャンダオ)は橋でつながっていて、タクシーで行けます。

バスで約100分、船が約200分、タクシー約10分の6時間強の行程になります。
もう、この時点でや~めた、という人もいるかも知れませんね。
私の旅日記
ここからは嵊山岛の具体的な紹介に入っていくのですが、単に各場所の説明をするのではなくて、私の旅程に沿って、時系列で私の見た事、感じた事も併記する形で進めていきたいと思います。
ちょっと細かく書いてありまして、この「私の旅日記」の項は長めになっております。写真を多く貼り付けていますので、興味ある所だけ見て頂くのも良いかと思います。
旅程1日目
現地(嵊山岛)には一泊二日なのですが、実は二日目に南浦大橋長途旅游客運駅から出発するバスの時間が7:30と非常に速いため、前泊が必要でした。つまり全体で二泊三日の旅でした。
金曜日の会社が終わってから上海に移動。南浦大橋長途旅游客運駅付近の「URSIDE HOTEL」というホテルにしました。
コンテナを部屋にした様な狭い部屋で、バス・トイレも共用でしたが、清潔感はあり、値段も安かったので良かったと思います。


ホテルにチェックインした後、南浦大橋長途旅游客運駅付近を散策したりして、のんびり過ごします。
南浦大橋がライトアップされていて綺麗でした。

旅程2日目
南浦大橋長途旅游客運駅から出発
バスは朝7:30出発です。余裕をもってホテルを出発。朝焼けが綺麗でした。

下の左の写真の建物が南浦大橋長途旅游客運駅です。ここからバスに乗ります。


上の右がチケット売り場です。事前にチケットを予約していれば、ここに寄る必要はありません。
チケットは旅行代理店に頼むのが良いと思います。詳しくは最後の方の参考の所に書いておきます。
バス乗り場(駅)の中に入ると、行先別に入口が6つくらいありました。

私は旅行代理店で予約してもらった券の二次元バーコードを見せて、入ろうとしたら、発券してこいと言われて追い返されました。
発券機のところまで行って、紙で発券してから入場すると、だいぶ後ろの方になってしまい、窓際の席に座れませんでした。


窓側の席ではなかったので、写真や動画は撮れていませんが、前に向かって右側の席の方が景色が綺麗と思います。
最初に南浦大橋がよく見える点と、沈家湾のコンテナヤードがよく見えます。コンテナヤードなんかあまり私は見ないので、クレーンの大きさや、空コンテナを運ぶ為の爪の幅が半端なく広いフォークリフトが見れて、ちょっとだけ感動しました。
沈家湾(シェンジャーワン)にて船に乗り換え、出航
船の乗り場で一旦解散です。皆さんバスを降りて、それぞれ勝手に船乗り場に行きます。

上海のホテルの周りに何も食べるところがなかったので、朝から何も食べていません。船乗り場構内に軽食が売っていたので、粽を購入。あまりおいしくないが、腹はちょっと回復。


時間になれば、案内放送があり、船の中に入りました。
観光客よりも釣りに行く人が多そうな雰囲気でした。欧米人もパラパラ。見たところ、日本人は私だけっぽい。




船の中には一応レストランもありました(左がメニュー)。決まった時間だけ開店し、激混みだったので、食べるのはあきらめました。


枸杞岛へ到着、一旦嵊山岛のホテルへ
嵊泗岛への30分途中停船を経て、約4時間かけて枸杞岛の船乗り場に到着。
出口にタクシーが二十台くらい?居るが、客数に比べて少ない気がする。また、船乗り場そのものがちょっと辺ぴそうなところなので、タクシーに乗りそびれると何処にも行けず取り残される感じがしました。
積極的な客引きがあるわけではなく、自分で動かないと本当に置いていかれると、まじで焦りました。
バスもあったのですが、何処に行くのかも、どうやってお金払うのかも聞き取りできず、断念。何台かタクシーの運転手にアタックしますが、また何を言ってるのか聞き取れない。どうしようと思いましたが、行くしかない。やっと1台聞き取れるタクシーが見付かり、それに乗ることになりました。


何処のホテルか?と聞くので、ホテルの名前を見せたら、OKの返事。一旦ホテルに行く事に。
タクシーは人数が埋まるまで待っていた様で、私が5人目の乗客でした。他の客は港の様な所で全員先に降りました。私だけさらに200mほど走ってホテル到着。値段は50元でした。
ホテル前に着いた時刻は13:30。ホテルチェックインは14:00からですが、早めにチェックインさせてくれました。必要な荷物だけ持って、いよいよ観光に出発です。
いよいよ今回メインの無人村(後頭湾村)へ
無人の村、後頭湾村に出発です。ホテルの受付の人にタクシーを頼んだら呼んでくれました。
私は最初、後頭湾村という村が現在無人になっているので、後頭湾村へ行きたいと言えば行けると思っていました。
タクシーを待っている間にホテルの受付のおばちゃんと少し話したところ、「無人村」がホテルの目の前の坂を登って行くと、歩いて15分くらいで行けるとの事。
後頭湾村とは別に「無人村」があるのか?後頭湾村の後でも行って見ようかな?とか思っていると、タクシーが到着。
タクシーに乗って、運転手に「後頭湾村!」と言うと、「無人村だろ?後頭湾村は無人じゃない」と言われて、有無を言わさずホテルの目の前の坂を上がっていきます。もう、運転手にお任せです。
後から分かりましたが、後頭湾村イコール無人村でした。正式名と俗称ですね。現地では無人村で通っているので、無人村と言ったほうが良いです。
タクシーで現地に向かうまで山を登っていくのですが、景色が結構綺麗だったので、帰りは歩いて帰ろうかなと考えました。受付のおばちゃんも歩いて15分って言っていたし。
タクシーを降り、入場券売り場へ。30元払って入場。この時、大体14:00くらい。

最初に展望台の様な所で全景を拝む。
おお、ここが無人村か!!


高台から見下ろすと、無人の村が広がっている。そこに行く細い道を見るとかなり急勾配!
「降りて行ったら他の場所に抜けられるのかな?同じ道を上ってくるのかな?下の方に行けば海沿いに出そうだから、再度登って来なくても良いよね!」と勝手な事を思いながら、村の中に入って行きました。
観光客はほとんどおらず、すれ違ったのは10人程度。その寂しさがさらに無人村の雰囲気を上げます。
村の錆びれた様子は時の流れを感じさせられて、非常に良かったと思います。ツタが建物に絡みつき、建物を覆っている廃墟感がとても良かったです。




ただし、なんか事前に見た写真と違う!

そう、なんだか緑色が少ない!
もう、寒くなって、ツタが部分的に枯れているのです。
ちょっと来る時期が遅かった。
夏に来れば建物を覆うツタが青々としており、もっとインスタ映えしていると思う。(インスタやってないけど)
ちょっとだけ残念でしたが、総合的には来て良かったと思いました。
地図を載せておきます。

そして、降りて来るとき何処かに抜けられて、再度登らなくて良いかも、という淡い希望は崩れました。
もと来た道を帰らないと行けない様です。降りるときはそんなに感じなかった坂道のキツさですが、登る時はかなりこたえました。
「そら、こんなところ廃村になるよ」、と感じる辛さです。汗だくだくになりながら村の入り口まで帰りました。
無人村から景色を眺めながらホテルへ
ホテルから無人村に来るときにタクシーで通った道からの景色が綺麗だったので、帰りは歩いて帰る事にしました。
綺麗な景色を写真に撮りながら下り坂を降りましたが、ホテルまで35分かかりました。
かなり急な坂なので、登りは恐らく45分はかかるのでは?おばちゃんの嘘つき。


まあ、緑色は少し足りなかったけど、無人村、良かった。でも、もうここには二度と来ないだろうな、と思うのでした。
東崖絶壁の夕焼け
さて、続けてもう一つの観光ポイントの东崖绝壁(トンヤージュエビー)です。
ホテル付近からタクシーに乗り7、8分。30元でした。
到着した時刻は16:00。開園は17:00までです。チケット買うのにパスポートが必要でした。
客はほぼゼロ。帰る間際にカップル一組と釣り人が計8人くらいすれ違いましたが、ほぼ貸し切り状態です。



閉園時間間際だったせいか、私の後を二人の警備員がずっと付けて来ます。全然落ち着きません。
一応この日は日の入り時間が16:47だったので、この东崖绝壁の中で日の入りを見ることが出来ました。

夕食へ
一度ホテルに帰って夕食です。今日は朝から粽一つしか食べてなくてお腹は空いています。
ホテルの近くがこの島の一番の繁華街と思うのですが、そんなに華やかではありません。ここに来たからには海鮮が食べたいと思ってました。
街を歩きながら一人で食べられそうな飯屋さんを探しますが、なかなか入る勇気が出ません。
ある海鮮料理の店を通り過ぎた時、声を掛けられた&その店の前に水槽があり、食材を指差しで選べそうなので、意を決して飛び込みました。
ムール貝が有名と聞いていたので、それを指差し注文。店主がペラペラしゃべってくるがあまり聞き取れず、言われるがままエビも注文。一人だし、もう十分と思い、ご飯とビールだけ追加しました。
どんな味付けで出てくるのかもわからないまま待つ。しばらくすると蒸しただけで出てきました。


料理に付いている酢醤油は美味しくなかったです。海の幸なので、そのまま食べたても塩味が少し聞いているので、そのままの方が全然美味しいです。
ムール貝はたぶん貝が死ぬときまで食べていた海藻がくっついているのだと思いますが、硬くて食べられない部分がありました。

貝の身を取り出して、海藻?を摘んてその周りの柔らかい部分だけ食べました。本来の食べ方かどうか知りません。
再度ホテルへ、明日の予定を決める
お腹もいっぱいになり、ホテルへ。
ホテルは「临海之家」という所でした。5.400円でいつもの様にTripドットコムで予約しました。
民宿と書いてましたが、ホテルですね。トイレもシャワーも個別で付いていて、価格の割に大満足です。


「行きたい所は今日行ってしまったし、明日はどこに行こうか」と、夜、ホテルで地図やYouTubeや抖音(中国版TikTok)を見ていました。
特に面白そうな所は無いし、そもそも観光する場所がこれ以上無さそうです。
考えた挙句、思い立ちました。
「もう一度無人村に行こう!!」
午前中の景色はまた違うかもしれない。
もう二度と行くことは無いだろうと思った無人村に、再度行く事にしました。
旅程3日目
まずは腹ごしらえ
まずは朝食。魚市場の近くに何軒か飯屋がありました。饅頭だったり油条の店もありましたが、せっかくなので海鮮の店がないか探したら、ありました。海鮮面の店が。
席も一つ空いていたし、おばちゃんが美味しいよと話しかけて来てくれたので、ここに決めました。


食べてる間もおばちゃんはしゃべりかけて来ますが、ほとんど聞き取れません。ひたすら麺を食べました。

中には蟹、海老、小さい魚が入っていて、海鮮の出汁が出ていて、マズマズ美味しかったです。
でも小さい魚の身ががスープの中でほぐれて、小骨がスープの中に入って麺に絡んで食べにくかったかな。
熱々で美味しかったからOK。
海鮮市場にふらりと立ち寄る
海鮮市場が朝から空いていたので、ふらりと寄りました。

朝から中国人のデカい声が響きわたり、かなり活気がありました。



いざ2回目の無人村に
タクシーで移動。一度通った道なので、安心してられますね。
無人村に着いたら、チケット売り場が空いていません。
聞いたら、今日から無人村は閉まっているので、券は要らないとの事。入れないのか聞いたら、気を付けて自己責任で入ってね、との事でした。

確かに門は空いてます。無人村が閉まっていると言うのは、チケット売り場が閉まっていると言う事らしい。
なんだかよく分からないが、昨日は30元払った無人村に、2日目はただで入れました。
午前中の無人村の景色
朝、8時頃から入場。
今朝は昨日と違い、入場者はパラパラいました。おじいさんおばあさんのグループや自撮り棒片手の一人旅の人も何人かいました。
トータル30人くらいでしょうか。でも少ないですよね。
さて、景色の方ですが、朝早くは村の大半が山のせいで日陰になっており、昨日の午後とは少し違う雰囲気です。




光の当たり方で、感じがだいぶ違ってきますよね。


朝は朝で気持ち良いですね。
2日目は1日目と違い、さらに奥に行ってみました。
入り口側より少しだけ人の手が入っていない感じになり、昨日来とけばよかったと思った。

帰りはやはり汗だく
帰りは昨日同様、降りた分は登らないといけません。
また、汗だくになりながら入り口まで帰ります。
その後、1日目と同様に徒歩でホテルまで景色を眺めながら帰りました。
嵊山岛の街並みの眺めも一日目と違う感じで、よかったです。

ホテルに戻って10時。シャワーを浴びて、少しゆっくりして出発です。
島での最後の食事
船の時間は13:40で、これしかありません。
チェックアウトしてぶらつくところもあまりないので、港付近を散策。昼メシを食べられそうな店をゆっくりと探しました。
夜の街の写真を撮るのを忘れましたが、昼間は下の写真の様に静かな感じでした。


海辺では魚を干す光景がたくさん見られました。


昼メシもやはり海鮮の店に入る事にしました。そこで海鮮チャーハンを頂きました。
アサリが入っていて、ムール貝以外の貝が食べられてよかったです。
味は、、、、まあ、可もなく不可もなく。


帰路へ
帰りは行きの逆です。
町中でタクシーを拾い、フェリー乗り場まで50元。
船に乗って、バスに乗って、地下鉄乗って、高鉄乗って、バス乗って家までたどり着きました。
行く時ははドキドキして時間が短く感じましたが、帰りはすごく長く感じます。
ドアTOドアで、8時間くらいですかね。ちょっと遠かったかな。
これでやっと「私の旅日記」、終わりです。
一人旅行して良かったと感じた事
下記以外にもいろいろある様な気がしますが、ざっと思いつくだけ書きます。
中国の旅のノウハウが蓄積できた
何でもかんでも一人で手配する、というのもそれはそれで良い経験と思いますが、自分ではできない事もあります。
今回で言うと、旅行日程が限られているので、完全に思いつくまま旅していると、休みの間に帰れない可能性がありました。事前に行き帰りの交通手段は手配しておく必要がありますが、外国人にはアプリ上での予約が出来なかったりしました。
そういった時に、中国内の日本人向け旅行代理店を活用するしかありませんでした。こういった活用も時には出来るので、困った時があれば、どんどん頼めば良いやという知見が得られました。
物事に少しだけ動じなくなった
船着き場で島に降りたとき、タクシーが捕まらないんじゃないかと、この旅の中で一番焦りました。でも、いざとなれば私だってなんとか出来ました。言葉がしゃべれなければ紙に書いてでもなんとか出来るもんだと思いました。
食事の時、店に入りにくくて躊躇しました。なかなか勇気が出ませんでした。でも今回思い切って入る事で小さな経験値を獲得しました。こういった小さな経験を積むことで、今ではどこの店で一人で入って聞く自信があります。
言葉が通じなくても、おどおどする事も少なくなったと思います。
会社の中でのスピーチ、発言なども少し緊張しない様になった気がします。
中国の漁師街の様子を肌で感じられた
上海近くの沈家湾(シェンジャーワン)から船で4時間もかかる小さな島に、漁師さん達が街を作って漁業を生業とされています。海が荒れると何日も島から出れない事もあるそうです。
街中を歩くと、井戸端会議をしている奥さんたち、漁の準備をしている漁師たち、魚を捌いて干物にしている方もたくさんいました。
そういった街を歩く事で、漁師の街の生活感を直に感じる事ができました。
そして、観光者向けの料理ではなく、漁師さんたちが毎朝食べている様な料理も食べる事ができました。本当に様々な人が地球上には居て、それぞれの生活があるんだなぁなんて感じたりしました。
うまく表現できていないですが、少しだけですが、視野を広める体験になった様な気がします。
中国語を勉強しようとするモチベーションになった
今回の旅行で、ある程度コミュニケーションが取れた場面もありました。
無人島に行くまでのタクシーの運転手やホテルのオーナーのおばさんと中国語でお話しできて、中国語に対して少し自信ができました。
一方、船着き場のタクシーの運転手やラーメン屋のおばさんなど、何を言っているのかほとんど分からない人も居ました。
もっといろいろ話せると、もっと楽しくなる様な実感があります。今後も中国語を続けていくモチベーションが少し上がりました。
旅の参考になりそうな事
旅行のお薦め時期
「私の旅行記」の中で出てくる写真を見てお分かりの通り、11月末~12月では、草が枯れ始めていて、緑色がだいぶ減っていました。
春~夏の暑い時期に来ると、もっと神秘的な無人村が見れるのではないかと思います。
現地に行くまで、および現地での注意点
往復のチケットは事前に手配がBetter、ただし天気には注意
私が行った時期はシーズンオフと思いますが、マズマズ人がいました。
私の知る範疇で、外人は事前にアプリから船のチケットを買えないと思います。
直接現地までチケットを買いに行ける人はいいですが、離れた場所から行く人は、当日乗れるつもりで行って、売り切れていたらがっかりなので、旅行代理店に頼んでゲットしてから行きましょう。
私が良く利用していた旅行会社です。
WeChatにチケットの二次元バーコードを送ってくれます。
でも先にお金を払わないといけないので、天気をよく確かめてから買いましょう。天気が悪いと欠航になる事もあるでしょうし。
枸杞岛の船着き場でタクシーを捕まえる時、慌てないで
ここが私は一番緊張しました。ふ頭は辺ぴな所にあるっぽいし、乗客の数に比べてタクシーの数がすごく少ない感じです。乗り遅れたら、路頭に迷う気がしたので、なんとしてもどれかに乗らないと!と慌てました。
中国語が全く出来ない人はここが一番のネックだと思います。が、メモを使ったりすれば必ず通じると思います。積極的に慌てず頑張ってみて欲しいです。
現地タクシー運転手の名刺をもらう事
街の中心部にある魚市場付近にはいつもタクシーが何台か居るので、適当に声掛けて乗れます。
ただし、無人村や东崖绝壁などの観光場所にはタクシーは居ません。
なので、観光地に行くときに乗ったタクシーの運転手から名刺をもらったり、電話番号を聞かれたりすると思いますので、怪しまずに連絡先をもらいましょう。
観光地での用事が終わったら、送ってもらったタクシー運転手に電話するのが良いでしょう。
最後に
無人村は建物も老朽化が激しくなってきているので、もしかしたら、進入禁止になって遠くからしか見られない村になるかもしれません。
人がいっぱいの観光地にうんざりされている方は、今のうちに、一度のんびり行って見てはいかがでしょうか?
でも私の場合、三回目の無人村訪問はたぶん無いと思います。
長くなりましたが、一人旅の記録 上海の沖の小島に行ってきた内容を終わります。