【はじめに】
このページにたどり着いた方は、中国の大自然や中国旅行に少なからず興味がある方ではないでしょうか。
私は自然の景色がきれいな所に行くのが大好きです。
中国派遣中に、中国国内の自然が美しい場所をいくつも旅行することができました。
今回「中国の自然満喫の旅」シリーズとして、”私が実際に行った場所で、自然が素晴らしい場所”を五か所紹介したいと思い、綴っています。
- これから中国のどの地方に旅行に行こうか悩んでいる方
- 純粋に大自然やその風景に興味のある方
- 中国の風土・文化に興味がある方
これ以外にも様々な方がいらっしゃると思いますが、少しでもお役に立てればと思います。
壮大な自然の美しい場所に行くと、単純に感動に浸れますし、価値観が変わったりもします。
人生を豊かにする良い機会だと思います。
ぜひ行き先の候補になればと思います。
もちろん行きたくても行けない方、行く気のない方も、この記事の写真で中国の自然を楽しんでもらえればと思います。
今回紹介するのは、内モンゴル自治区、呼和浩特（フフホト）市近くにある大草原、シェラムラン草原です。
最初に私の事を少し紹介します
私は2020年8月から2025年の5月まで、中国江蘇省の昆山市という所に派遣になっていました。
派遣当初はコロナの影響でどこにも旅行に行けませんでしたが、コロナが明けた2023年から堰を切った様に、中国国内の自然の風景がきれいな所に旅行に行きました。
歴史にはそれほど興味が無いのですが、自然の景色を見るのはすごく好きなのです。
私が旅行した中国の綺麗で雄大な自然を堪能できる場所を、シリーズで五か所紹介していきます。
今回は第４弾になりますが、内モンゴル自治区、呼和浩特（フフホト）市近くにある大草原、シェラムラン草原を紹介したいと思います。
観光ガイドブックにある様に、観光名所とその説明を羅列するのではなくて、私の旅行記として残す事で、自然の風景だけではなくて、旅行そのものの楽しさも伝わると良いなと思います。
このブログは、セカンドライフを充実させるブログとしているので、セカンドライフを考えるくらいのミドルの方に一番見て欲しいのですが、ミドル以外の全ての年齢層の方に見て頂けたらうれしいです。
大自然の中に身を置く事で、人生がより充実したものになると思っています。
内モンゴル自治区 呼和浩特（フフホト）ってどこにあるの？
内モンゴル自治区は中国の北部にあります。非常に大きな自治区で、日本列島よりも大きいですので、どこに行くかで様子も大きく違うと思います。
今回、訪れた呼和浩特（フフホト）は内モンゴル自治区の真ん中くらいにある都市で、自治区の首府です。
シェラムラン草原は、フフホトから車で2時間程度の所に位置する草原です。
夏から秋にかけて緑が生い茂り、野花が咲き乱れる広大な風景が広がり、遊牧民の伝統文化や自然の美しさを肌で感じられる場所として人気があります。
今回の旅行の経緯
かなり個人的な理由になるのですが、当時派遣されて4年が経っていました。
私の会社では、海外の派遣はおおむね４～５年と定まっていて、派遣期間が残り少なくなっていました。
いろんな場所に行きたい思いはあったものの、2年半をコロナで外出できなかったので、長期の休みは必ずどこかに旅行に行く様なスケジュールを組んでいました。
ただ、そういった長期のお休みもそんなに数多くある訳ではありません。
長期休みだけだと、行く箇所が限られていますので、普通の土日も利用して、二日間でも行ける所を探していました。
そう言った時に内モンゴルという選択肢を見つけました。
見たいのは、 「自然の綺麗な所＝草原」 です。
それ以外に見たい歴史的な物も無いので、一泊二日で何とかなると考えました。
普通はせっかく旅行に行くのであれば、現地の文化遺産とか有名な所を抱き合わせで観光するのでしょうけど、その時間的余裕が無いので、「草原を見る」事だけを目的として選定しました。
さすがにこんなタイトなスケジュールで、しかも草原しか見ない旅程で一緒に行く同僚は居ないかと思いましたが、声を掛けたら1名が一緒に行ってくれる事になりました。
参加者は合計2名でしたが、今回も日本語通訳ガイド付きのツアーを組んで行く事にしました。
ガイドさんがいると、解説付きで理解が深まるし、道中の面倒な事も全部やってくれるので、景色を眺めるのに集中できます。
そして、何よりガイドさんとお話しするのが楽しいですね。
今回の旅程
2024年9月15日～16日、普通の土日を使って弾丸ツアーで行って来ました。
同僚1名と私と２人だけの旅行です。
専用の移動車と日本語ガイド付きのツアーを組んで行きました。
今回の旅行は雨の影響で予定が大きく変わってしまいました。
下記は実際の旅行した内容です。
- 一日目
早朝上海の空港からフフホトの空港へ
車でシェラムラン草原のホテルへ
夜は【モンゴル宮廷料理】 - 二日目
【シェラムラン草原】へ草原を見に行く
【大昭寺，塞上老街】の観光
空路で上海へ
何と言ってもメインは【シェラムラン草原】を自分の目で見て、その雄大さを感じる事です。
私の旅日記
ここからは、旅行順序に従って、見どころを綴っていきたいと思います。
自然の綺麗な所はできるだけ写真や動画を多めに貼り付けていきたいと思います。
一日目
上海の空港から呼和浩特（フフホト）空港についてガッカリ。
大雨です。
ぱらぱら降っているどころではありません。しっかりした雨です。
ガイドさんと合流し、今後のプランを練直すことに。
とにかく、まずは昼食を頂きに参ります。
内モンゴルの地元の料理が食べられるというレストランに向かいます。
お昼からビールを頂きます。
その他、こちらの地元の料理だという事でガイドさんがどんどん頼んでくれました。
どんどん注文しちゃうので、個別の料理名は控えておりません。
フフホト市内のレストランで食事の後、シェラムラン草原方面に車で移動します。
まずは、この日泊まるホテルにチェックインします。
ホテルに到着。
周りを見渡したら、草原が広がっています。
晴れていたらどんなに綺麗なんでしょうか？
雨のせいで地面もぬかるみ、全くきれいではありません。
おまけにです！！
明日の天気も雨です！！！
もしこのまま明日も雨なら、一泊二日で弾丸ツアーで草原を見に来たのに、何も見れずに帰る事になります。
なんとかしたいですが、こんなところに来て、代わりにやる事もありません。
ひたすら明日は晴れる事を願います。
今日、乗馬で乗る予定だった馬も寂しく待機しています。
それにしても雨でも馬は外にほったらかしなんですね。
まあ、野生の馬はそうなんだから問題ないんですかね。
部屋の方に入っています。
2人が入れるくらいの大きさのパオ型（日本語ではゲルって言いますね）のホテルになっています。
ホテルでしばらく休みましたが、雨が収まる雰囲気も無いので、ホテルに居る事にしました。
ホテルとはいっても、パオ形式なので、ドアを開ければそこは外、雨が降っています。
ホテル内をうろうろするのもめんどくさいので、同僚と部屋でゴロゴロするしかありませんでした。
明日、晴れます様に！！
夕方になって、食事の連絡が来ました。
ホテルの敷地の中央にある大きめの建屋に移動し、宮廷料理を頂きます。
食事をする人は全員、民族衣装に着替えて食事をします。
そして中央では歌や踊りのショーが繰り広げられますが、言葉も全く分からないので、あんまり面白くないです。
ショーの途中で、食事に提供される羊の丸焼きが披露されます。
調理場に一旦引き下げられてしまったので、確信は持てませんが、一部の肉はその日焼いた物では無かったと思います。
硬くておいしくない部分も含まれていました。
という事で、夕食が終わりました。
外は相変わらず雨です。雨でなければキャンプファイヤーをやるという事でしたが、残念です。
代わりに室内で小さなショーをやるとの事でしたので、少しだけ見に行く事にします。
一応プロみたいな方が歌って居ました。歌はうまかったです。
客からリクエストをもらって、お金をもらって歌う感じでした。
私たちはちょっとだけ見て、寝る事にしました。
内モンゴルの一日目は雨の為にあんまり楽しくない一日となりました。
明日、天気が良くなって欲しいですが、天気予報は引き続き雨です。
一日目の様子を動画にまとめましたので、参照頂ければと思います。
二日目
昨日の天気予報が雨だったので、期待薄かと思ったのですが、朝起きてみると曇っているものの雨ではなさそうです。
さらに晴れて、地平線まで景色が見れると良いな、と願いながら朝食に向かいます。
朝食は質素でした。
蒸しパンと肉まんとお粥とゆで卵です。
卵以外は炭水化物です。
バランス悪いなぁ、、、
でも内モンゴル感があります。
気を取り直して、今日の日程をガイドさんと相談します。
午前中はホテルのすぐ傍の所を乗馬する事になりました。
馬は今まで何回か乗った事がありますが、あまり乗り心地が良い物ではありませんね。
乗馬と言っても、自分で馬を操縦する訳では無く、誘導するおじさんが別の馬で前に付いて、ゆっくり歩いていくスタイルです。
正直言ってそんなに楽しくないですが、おじさんが中国語でいろいろ説明してくれました。
何となく聞き取れたのが嬉しかったです。
乗馬の後は、草原を見に行きます。
場所は有名なのかどうなのか分かりません。
百度地図で見てもよく分からないのですが、「红格尔（ホンガル）」という所と思います。
ちょっとしたテーマパークの様になっていて、お店などが並んでいます。
後ほど馬のショーを見に行く事になります。
その一角にチベット？のお寺の様な所があり、そこから草原を見る事ができます。
そして展望場所から景色を眺めていると、なんと！だんだんと雲が少なくなって、空が見えてきました！！！
本当にラッキーです。
天気予報は完全に雨でしたが、このあたりは天気も変わり易いそうです。
良い方向に行って本当に良かった！
これが見れなかったら、一泊二日の弾丸ツアーで来た甲斐が全くありません。
すごく短いですが、草原の動画も載せて置きます。
この「大草原を見る」事が今回の旅行のメインの目的です。良かった良かった。
「あ～！来てよかった！！」と感傷に浸りながら次に行きます。
次は同じ場所の一角で実施している馬を使ったショーを見に行きます。
ここも中国語なので意味がよく分かりませんでした、すごく沢山の馬が出て来ました。
数えられませんが、50頭以上は出て来たんではないでしょうか？
割と見ごたえあるショーでした。
ショーの後は昼食です。
連れていかれた店は「西贝］という店でした。
この店なら我々が住んでいる地区にもありますが、店自体はすごく大きかったです。
今回もガイドさんにお薦めのメニューを注文してもらいます。
まだちょっとだけ続きます。
食事の後、飛行機までもう少し時間があります。
大昭寺と塞上老街という所に観光に行きました。
この頃になると、また雨が降り出して来ました。
そもそも天気予報ではずっと終日雨の予想でしたので、少しの間、草原を見ている時に晴れ間が出たのはすごい幸運です。
日頃の行いが良かったと思っておきます。
という事で、全ての旅程が終了し、上海に向かいます。
普通の土日を利用しての弾丸ツアーで、内モンゴルまで来て、草原だけ見て帰るなんて、普通は考えられないみたいです。
自然の好きな私は、中国に居る間に一度で良いので内モンゴルの草原が見たかったのです。
一瞬天気も良くなって、最高の景色を見られて、満足して帰るのでした。
旅のまとめ
今回の目的はただ一つ、「草原を見る！」でしたので、それが出来て非常に良かったの一言につきます。
今回は天気が悪かった為、スケジュールを変えないといけなかったですが、やはり日本語ができるガイドさんが居たので臨機応変に変更してくれ、良かったです。
ちょっと内モンゴルは何もなさすぎて、一人で来るのは難しいし、効率悪い様な気がします。
ツアーを組んでもらって行くのが良いと思います。
自然の景色が好きな方、雄大な自然が見たい方、比較的安くそういった雄大な自然が見たい方、内モンゴルの【シェラムラン草原】が選択肢の一つになれば、幸いです。
私は、こんな綺麗な雄大な自然の美しい所に身を置いて、ちっぽけな自分を見つめなおすきっかけになったし、個人的に非常に良かったと思います。
皆さんも一度どうでしょうか？
一人で行くのはつらい方が多いでしょう。
我々が今回行った様に、４～５人ほど有志を集めて、中国の旅行代理店に日本語ガイドさんつきツアーを組んでもらって、解説付きで行くのが良いかと思います。
今回、自然の綺麗な所以外にも行った所を紹介しましたので、そういったところも加えて、オリジナルの旅行に行かれてはどうでしょうか？
旅の情報
一人で中国に行ける人は良いですが、普通は敷居が高いと思います。
なので、中国内の旅行代理店に手配を全部任せてしまうのも手です。
普通に日本語も通じますし、日系の旅行代理店に頼むと割高です。
現地でトラブルが起きた時の対応も早く、確実ではないでしょうか。
以下に情報を載せて置きます。
旅行代理店
私が中国に居る時によく利用していた上海の旅行代理店を紹介します。
日本からだとメールでやり取りできますし、他の旅行代理店より安いと思います。
個人の希望によって旅行をアレンジしてくれます。
飛行機予約
上記の旅行代理店でも飛行機予約はしてくれますが、手数料を取られるだけなので、飛行機は自分で取ましょう。
私はいつもトリップ.comで取ります。分かり易くて便利ですよ。
その他、中国の旅行場所の情報
私が中国に滞在していた時の旅行記をいくつか載せて置きます。
参考になれば、幸いです。
一人旅の旅行記
三記事ほど載せております。興味のある方はぜひ見てみて下さい。
中国内の自然の綺麗な所の旅情報
「中国大自然満喫の旅」シリーズの
- 第一段で、安徽省 黄山
- 第二弾で、広西チワン族自治区の桂林・勝龍
- 第三弾で、湖南省の張家界
の旅行記を書きましたので、興味ある方は参照ください。
あと１本記事を書く予定です。
書いたらリンクを貼りますので、参考にしてもらえたらと思います。
そして、この「中国大自然満喫の旅」シリーズには載せませんが、このシリーズ以外で行った自然の綺麗な所の中で、私が最も印象に残った「四川省 九塞溝」の旅の記録はガイド本としてまとめましたので、よろしければ参照ください。
Kindle Unlimitedで会員の方は無料で見れます。そうでない方も280円ですので、お気軽に閲覧していただければと思います。
今回は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました
