HSK(中国語水準試験 汉语水平考试)受験する前に気を付けておきたい事

中国語学習

セカンドライフを楽しみたいと思っている中年以上の方に、

「中国語を始めましょう!一緒にがんばりましょう!」
「すごくいい事いっぱいありますよ~!」

という記事を書いているアラ還おやじです。

本日は、私がHSKを受験する際に気が付いた事を書いておきたいと思います。

特に、まだ、HSKを受けた事がない、という方にお伝えしたい内容です。

HSK試験のヒアリングで注意するべきこと

ヒアリングの音声はクリアな音声で聞けると思わない事

これに尽きます。

どういう事??

と思われると思います。

試験会場で聴くヒアリング問題の音声の音質が、たぶん皆さんの想像よりも悪いという事です。

普段、皆さんが教材についているCDやダウンロードした音声で勉強されていると思います。
その音声は当然綺麗な標準語で、音質も非常に綺麗な物だと思います

そして、その教材の音声をヘッドホンやイヤホンで聞いて学習していると、本当にクリアな発音に慣れてしまうのです。

一方、日本でのHSK試験の場合のヒアリングテストのやり方は、

  • 小学校~中学校くらいの教室で
  • 教団の所に1つラジカセが置いてあって
  • それを全員で聴く

というスタイルです。

教室のイメージです。教壇にラジカセがある感じ。

なので、音が鳴っているスピーカーと聞く人の間に距離がある分、音声がクリアで無くなってしまいます
たまたま、席が後ろの方になり、スピーカーからの距離が大きくなってしまうと、その分さらにクリアさは減少してしまいます。

そして、その教室の機材によると思いますが、ラジカセから流れる音声そのものが、もともと鮮明でない場合があります。

加えて、その教室の空調の音がある場合、さらにヒアリングの音声がクリアに聞こえるのを妨げます。

上記が重なると、本当に不明瞭な音声になってしまいます。
ほんとうに、そういう音声に慣れてないと全然聞き取れません!!

私の場合の経験の記録

私は実は最近日本でHSKを受けに行ったのですが、中国派遣時に中国でしかHSKを受けていなかったので、この経験が悪い方に影響してしまいました。(それでこの記事書いています)

中国のHSK試験では、一人一人にヘッドセットが準備されていて、クリアな音声が聞けるんです。
中国と同じ感じを期待して行ったのが間違いでした。

会場はとある専門学校の教室でした。

  • 席は運悪くラジカセから一番遠い一番後ろ。
  • 空調からはず~っとホワイトノイズの様なノイズが出ている。
  • ラジカセの音はそもそもクリアでなくて、こもっている。

少しでも聞こえやすい様に音量を大きくしてもらう様にリクエストしましたが、焼け石に水でした。

単語の一つ一つが聞き取れないので、文の意味なんか全然わかりません。
なんとか集中して聞こうとするのですが、聞き取れない!!

だんだん集中力がなくなり、もう半分、どうでも良くなってしまった感じです。
たぶんその後のリーディングと作文にも影響が出たと思います。

ではどうすれば良いか??(未実証)

「HSKを日本で受ける時は、ヒアリングの音声がクリアでないので、注意しよう!!!」

とだけ言って、では、どうするのが良いのか?が知りたい所だと思うのですが、私もつい最近失敗したばかりで、提案という形でしか書けません。いずれも効果は未実証です。スイマセン。

これから自ら実践し、どれが効果良いか確認して行こうと思います。

①慣れる

こもった音声に慣れる必要があります。

私はいつも、イヤホンで教材を聞いて練習していました。つまり、クリアな音声でヒアリングをしていました。

こもった音に慣れる為の二つの方法を提案します。

①-1 同じような環境をつくる

1つは同じような環境の音声に慣れる事かと思います。

テストの点数を取る為に悪い環境を作っていうのもなんだか変な話ですが、たぶん一般の会話なんかも雑音が入ってくる環境での会話が多いはずですので、日常会話でも役に立つんじゃないかなと思います。

イヤホンやヘッドホンで直接教材を聴くのではなく、ラジカセを使って、やや遠いところに置き、他のノイズなどが入る様な環境でのヒアリング訓練が良いと思います。

①-2 雑音が入った音を使っている教材で練習する

もう一つは、音声に雑音が入った教材を使って練習する、です。

実はそんな教材があります。

街中の騒音の中の中国語を聞き取る教材です。「街中の中国語」です。

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実は、私はこの本を試験前から持っていたんですが、Part1の途中で断念していたのでした。
断念した理由は、さすがにちょっと雑音がすごすぎて聴く気にならなかったから。

これを再開してみる手があるかもしれません。

➁受験をあきらめる

これは対策になっていませんが、HSKって取らなければならない試験ではありません。

取らないと何かの職種に付けないか、と言うとそうでもないし、逆に取ったからってすぐ仕事がある訳でもありません。

ただし、就職などの際には中国語の実力を客観的に示すものとして、アピール点とはなります

一方、趣味として受けている様な私の様な人の場合、もしくは、実際の会話でなんとか話が出来たら良い、と考える人は「もう受けない」というのも選択肢です。

③中国で受験する

最後はこれですね。

普通の人は恐らく選択しない方法ですが、中国に行って受けるという技があります

前のブログで紹介しましたが、同じHSKの試験でも日本と中国で、試験の機材が違います

中国で受けると、各人がヘッドセットを付けてヒアリングテストするので、ヒアリングの音声がはっきりクリアに聴くことができます

この辺の詳しい事は下記を参照ください。

注意)ヒアリングは聞き易くなりますが、作文は難しくなると思います。

実は私は、時間に余裕が出来たら、これやってみたいんですけどね。旅行も兼ねて。

本当に考えている方は下記から登録しましょう。加油!!

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まとめ

という事で、後半は私事と検証もしていない対策の話になってしまいましたが、

ヒアリングの音声はクリアな音声で聞けると思わない事

を頭に入れて、

ヘッドホンやイヤホンを使ってクリアな音のヒアリングばかりしないで日ごろの勉強をしていくのが良いと思います。

今回は以上でした。

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