また例のごとく中国の「麻辣湯(マーラータン)」が食べたくなり、探しておりました。
中国に5年弱派遣になっていたせいで、よく「麻辣味」の食べ物を食べたくなるのです。
ある日、千葉市内に用事があり、そこから行きやすい所で、どこか手ごろな麻辣湯屋さんがないかGoogle地図で探していたら、JR稲毛海岸駅の近くに麻辣湯屋さんが3件もヒットしました。
しかもいずれも評価が高い!これは行って見るしかない!
という事で行って来たので、ここで紹介するのですが、なんと、9月28日(日)の営業を最後に閉店するとの事です。
ご興味がある方は、閉店前に一度行って見られたらどうでしょうか?
今回ご紹介するのは、JR稲毛海岸駅から徒歩で15分くらい歩いた所にある「四季 麻辣湯」という麻辣湯屋さんです。


メニューとシステム
メニューは麻辣湯のみです。本場と同じです。
麻辣湯以外はビールとジュースしかないと思います。
麻辣湯と言えば、店に入ってボールとトングを持って、棚から好きな具材を取って、それを煮てもらって、食べる、それだけです。
その具材の中に野菜もあれば肉もあるし、麺類もあります。全部含めて重量で値段が決まります。
ここは1,180/500gと書いていますが、中途半端な重量でも秤でちゃんと計算してくれるので問題ありません。

具材の棚は下の写真の通りで、日本の麻辣湯屋さんに多い袋に詰めてあってそれを何個か取るスタイルではなく、容器から好きなだけ好きな物を取るスタンスです。
それこそ、キクラゲ1切れでも取る事ができます。
鴨血(鴨の血を固めた豆腐の様なもの)もありました。


辛さは注文時は選択せず、後から自分でラー油を足して調整するスタイルです。
写真のラー油、マー油以外にも、ニンニクおろし、ゴマみそ、砂糖が置いてあり、好きに入れて自分で調整します。
なので、具材を取ったら店の人に渡しちゃいましょう。

麻辣湯が出来たら呼んでくれるので、カウンターまで自分で取に行って、上記の辛さ調整をして席に戻って食べる、というスタイルです。
1,180円 / 500g
雰囲気
店の雰囲気の前に、この稲毛海岸付近の雰囲気から少し書いておきたいと思います。
私はこのエリアに行ったのは初めてなのですが、なかなか面白い雰囲気だと思いました。
この店の周りはマンションが立ち並ぶ閑静な住宅街です。賑やかな繁華街などはなさそうです。
しかし、街中を歩いていると、「中国人の中国人による中国人の為のガチ中華の店」がポツリポツリあります。
店の入り口の人からよく見える場所で鶏を捌いていたり(食材の準備)、日本語が一切書いていないメニューが張り出されていたり、中国で私が見てきたの店の雰囲気そのままの店がパラパラあります。
横浜の中華街の様にまとまって店が無いのですが、ポツンポツンとガチっぽい店があり、中国の人が多いのだろうなと想像ができました。そして、その人達自身がが食事する場として営業されている店が多い感触を受けました。
さて、店の雰囲気ですが、中国の家族経営の店の雰囲気が味わえる店だと思います。
奥さんが麻辣湯を作ってくれますが、おばあさんが店の中でちょこんと座ってくつろいで居たり、なんかこう、店の中も生活の空間の一部です、っていう感じが本当に中国っぽいです。
私は好きです。



私の入店記録
2025年の9月7日(日)のお昼の12:50頃お邪魔しました。
お客はその時、ゼロ! 日曜日の昼間ですよね。
回りの環境も、思いっきり住宅街ですし、行列ができる様な店ではないです。
入店すると、主人が愛想よくボールとトングをもって来て、棚から具材を取る様に促されました。
注文内容
日本の麻辣湯屋さんでは具材が袋に入っていて、数種類選ぶ感じの所が多いですが、この店は好きなだけ取るタイプ(中国と同じ)なので、本当に少量ずついろんな具材を取りました。
鴨血(鴨の血を固めた豆腐の様なもの)も迷わず3切、ボールに入れます。
麺はトウモロコシ麺を選択。
適当に結構取りましたけど、430gくらいだったようです。1,020円でした。もっと取ったらよかった。
辛さは選べなくて、自分で調味料で調整する感じなので、具材をおばちゃんに渡して、まずは出来上がりを待ちます
出来上がり

待つこと大体10分。到着しました。
とりあえず「激辛ラー油」をスプーン一杯いれました。
ちょっと辛い程度で、辛さが好きな人はもう少し入れた方が良いかもしれません。
本場の中国の麻辣湯って感じで、美味しかったです。
棚にある食材(野菜)も全部すごく新鮮です。(←すごく気に入りました)
野菜の好きな私は、いろんな野菜をちょっとずつ入れて、写真の様なボリュームになりましたが、これで1,020円。100gが236円って、結構安いと思います。
人の集まる駅周辺の麻辣湯の店だと、100g=400円だったりします。100gが230円の店もあるのですが、スープ代を具材とは別に600円程度取ったりするので、結局、結構な値段するんですよね。
お客さんは周りに住んでいる中国人の方が多いのでしょうか、値段はかなりリーゾナブルと思います。
閉店になるのは残念です。皆さん機会があれば、行って見て下さい。

場所情報
所在地
四季 麻辣湯
〒261-0004 千葉県千葉市美浜区高洲1丁目6−20 高洲ビル 3F
ビルの3階です。のぼりと看板がありますので、分かりやすいです。
アクセス
稲毛海岸駅から927m
歩いて行くにはちょっと不便です。
駐車場はあると書いていましたが、何台分あるかは確認するのを忘れてしまいました。スイマセン。
近くにコインパーキングはありました。

ご覧頂き、ありがとうございました。