2025年の4月4日~6日の三日間、中国の重慶(じゅうけい、チョンチン)に一人旅行に行って来ましたので、その内容を共有したいと思います。一人旅行好きな方、重慶に興味がある方、せひ参考にしてみて下さい。
これまで、上海近郊の小さい島だとか、貴州の山など、日本人にはかなりマイナーな場所を紹介してきました。
今回は重慶です。
中国にあまり関りが無い方でも名前くらい聞いた事があるのではないでしょうか。今、YouTubeで旅行系のYouTuberの方が盛んに紹介しています。
私も若干それに影響を受けて、旅行に行って来ましたので、紹介させていただきます。
ただ、YouTubeでは街のキラキラした所の紹介が多いです。今回は、そういう所も観光しましたし、市内から少し離れた自然の雄大で綺麗な所も行っていますので、参考になればうれしいです。
重慶の簡単な説明
重慶(じゅうけい)と言えば何を思い浮かべますか?と聞かれたら、
- 人口3,000万人を超える中国最大級の人口を誇る都市
- 坂が多くて、立体的に道路が入り組んでいる街
- 火鍋や辛い麺を主題とする辛い食べ物が有名
という感じかと思います。以下、概略説明です。
長江と嘉陵江の合流点に発展した内陸の大都市です。
右の地図の赤部分。
1997年には直轄市に指定され、それ以降急速に経済発展を遂げています。
重工業や自動車産業が盛んで、西部大開発政策の中心都市でもあります。

重慶は山が多く「山城」とも呼ばれ、急斜面に沿って建てられたビルや立体的な交通網が特徴的です。地下鉄がビルの中を貫通する駅や、空中に浮かぶような道路など、独特の都市景観を持ち、観光客にも人気があります。夜景が美しく、「山城夜景」は観光のハイライトのひとつです。
歴史的には、戦時中に臨時首都として機能した経験を持ち、抗日戦争期には中国の政治・軍事の中心地として重要な役割を果たしました。
さらに、火鍋や小面(シャオミエン)など、辛くて風味豊かな料理は全国的にも有名で、「食の都」としての一面も持っています。
歴史と近代が交差し、独特の文化と風土を育んできた重慶は、中国内陸部を代表するダイナミックな都市です。
今回の重慶旅行の目的と全体の旅程
私は当時中国江蘇省に駐在中でして、中国の清明節の三連休を利用しての旅行となりました。
私は今回の重慶の旅行に際して、目的がありました。
- 重慶の綺麗な自然の景色を見る(天生三橋&地缝)
- 中国の現地ツアーに初挑戦する
- 重慶の美味しい地元料理を食べる
- 重慶特有の立体感(階段と坂)を体験する
- 重慶の演劇「重慶1949」を鑑賞する
1,2,は実は一緒なんですが、自然が綺麗な所に中国人だけが使う現地のツアーに初挑戦するというのが、一番大きい目的です。天生三橋&地缝という綺麗な所があると聞いたので、ここに行きます。
3.4の現地の地形と食べ物を堪能する、というのは旅行したら当たり前ですが、重慶の食と言えば「火鍋」ですね。絶対食べないと行けません。
5.の「重慶1949」と言うのは演劇の事で、ステージの作りが凝っていて、ぜひお薦めとYouTubeで紹介していたので、ぜひ見たいと思いました。
旅程の当初予定は下記です。
1日目 重慶へ移動 ⇒ 重慶1949鑑賞 ⇒ 火鍋堪能 ⇒ 夜景鑑賞(洪崖洞)
2日目 一日天生三橋&地缝観光 ⇒ 時間あれば夜景
3日目 市内観光(重慶ロープウェイ、白象居) ⇒ 帰宅
3日目が雨だっため、その場の思い付きで予定を変えました。内容は旅日記の中で書いて行きたいと思います。一人旅行の為、自分の思うように予定変更できて、気楽に旅ができたと思います。
私の旅日記
かなり長いですが、時系列で書いて行きたいと思います。
一日目
まず「重慶1949」を見に行きます。
1日目。飛行機が12時半ごろ重慶に到着。
一目散にタクシーへ。なぜかと言うと、14時からの回の演劇を見たいから。
「重慶1949」とは、1949年の重慶解放前夜を背景にした大型舞台劇で、監獄に収監された中国共産党員が国民党員の拷問に耐え、信念を貫く姿を描いているとの事です。詳しい事はChatGTPなどで確認ください。
どこに興味を持ったかというと、その舞台の装置というか仕掛け、及び演出です。
同心円で舞台がいくつかに分割されていて、それぞれが独立して360度回転する事でいろんな情景を作り出します。また、観客席も同様に同心円で舞台の中央を中心として回転する様になっています。
観客席は振動するし、天井や空中を利用した演出、プロジェクションマッピングを利用した演出など、観客は演出と一体化して、演劇に没入できる形になっています。
と、いう事を聞いて、ストーリーは特にそんなに興味ある訳ではありませんが、一度見て見たく旅程に入れました。








当たり前ですが、演劇は中国語なので私はほとんど聞き取れませんし、ストーリーも上記の様なラフなものしか知りません。
しかし、この演劇の演出に圧倒され、見て良かったと思いました。
見たい方はチケットは先に予約する事をお勧めします。
(旅の参考として、最後の方で紹介しておきたいと思います。)
実はこの演劇をやっている重慶1949大剧院って、観光で有名な磁器口古鎮って所の隣にあるんですね。
普通なら、ついでに寄っていく所ですが、今日は次に行きます。
もともと古鎮とか古城などは、そんなに興味無いし、予定が詰まっています。
火鍋を堪能
なぜ急いで次に行くかと言うと、火鍋を食べたいだけなのですが、メシどきに行くと、激混みで並ばないといけないのではないかと心配し、16時くらいには店に入っていたかったのです。
DIDI(配車アプリ)タクシーで劇場から店まで、直接行きます。重慶に来て、まだ全然歩いていません。
行きたい火鍋屋は「地下之城老火鍋」という火鍋屋で、その場所に特徴があります。
この火鍋屋は防空壕の中で営業していて、雰囲気も楽しめます。
この防空壕は、日中戦争の時に日本軍の空襲に備えて重慶のあちこちに作られたものの中の一つで、この火鍋屋の他にもいろんな施設があるみたいです。この火鍋屋の隣にも喫茶店?とかありました。


現地に到着。1人の為か、入り口で誰にも声を掛けられずに、奥までふらふらと歩いて入って行っちゃいました。
適当に店員に声を掛けたら、席を案内されましたが、入った所の左手にカンターがあり、たぶん最初にそこで席を選んでもらうんだと思います。



毛肚(センマイ)、豚肉、鴨血(血の塊)、豆腐、ネギ、ジャガイモ、もう一個何か忘れた野菜、炒飯、ビール2本を頂きました。
鴨血(血の塊)は柔らかくホロホロでとても美味しかった。
重慶火鍋、辛くてしびれるけど、どこかなめらかでした。本場だから??さすがです、美味しいかった!
174元分(3,600円くらい)、ちょっと食べすぎましたが堪能しました。
で、結局17:30位まで食べてましたけど、全然まだまだ席はありました。焦らなくて良かったです。


洪崖洞(ホンヤードン)へ
腹ごしらえもしたし、一旦ホテルにチェックインして散策に行きます。
次の目的地は本当は高盛創富中心と言うところだったのですが、行こうとした所に道がなかったり、通れなかったり、早速、重慶の洗礼を浴びながら、どう行って良いのか結局分からず、40分くらい掛けて、えらく遠回りして一番下の川辺の道まで降りて来てしまいました。
もう高盛創富中心に行くのは諦めて、次の目的地、洪崖洞を目指す事にしました。
洪崖洞はYouTubeでもお馴染みですね。
夜になったらピカピカに光る華やかな観光スポットです。
何階にもなっていて、中はだいぶ複雑な構造になっている様です。
(後で調べたら11階でした)
ここに行こうとしたのですが、なんとまあ人の多い事!!

洪崖洞に近づくにつれて満員電車の様になります。一方通行の様な形ではなく、皆が好き勝手に移動するし、立ち止まって長時間写真撮るし、子供老人はペースが遅いし、で、もうカオスです。

やっとの事で洪崖洞の手前まで到着。

もうこれ以上進みたくありません。取りあえず上の写真が撮れたので、ホテルに戻ろうとしたのですが、ここは1階だとするとホテルは11階のレベルにあります。
上に行く手段が分かりません。
百度地図アプリで聞いてみるのですが、その道が見当たりません。実際に無いような気がします。
最初は洪崖洞の中を通って行こうとしたのですが、人が鬼のようにいっぱいエレベーター前に並んでいて、何階に行って良いかも分からないので、諦めました。
洪崖洞の少し東側に戻ろうとするのですが、さら人が混んで来て、大変な状態になってます。
人はどんどん来るわ、来た人は出ていけないわ、これはとんでもない観光地です。もううんざりしながら上に登る場所を探します。

たぶんここなんだろうという階段を見つけましたが、もう人がすしずめで動けません。


「ゆっくり、ゆっくり」とかいう声が聞こえたり、「進めよ」、という声が出てきたり、もうすぐ喧嘩が始まりそうな雰囲気です。
満員電車の中に居るような状態に30分以上居て、とにかくここから離れたい、の一心です。
この、人にもまれた状態に我慢ができず、空いた方、空いた方に離脱。結局、もと来た道でぐるっと遠回りして40分くらいかけて帰りました。
あ〜しんど。
疲れてすぐ就寝
やっとホテルに帰れました。もうクタクタです。
ホテルは窓ガラスが汚くて、きれいに写真が撮れませんが、ホテルの部屋からの景色だけは綺麗です。
重慶のビール飲んで寝ました。


一日目の終了です。
二日目
2日目は今回の旅行のメインです。
今回の旅行の目的の1と2を両方同時に満たす計画です。
- 重慶の綺麗な自然の景色を見る(天生三橋&地缝)
- 中国の現地ツアーに初挑戦する
天生三橋(テンシェンサンチァオ)、地縫(ディーフォン)とは
重慶の中心部から車で片道3時間くらいの武隆区という所に、自然に作られた石灰岩の橋があります。
石灰岩の浸食により、岩の下が削られてアーチ状になっている為、橋という風に言われていると思います。
三つの橋が連続で並んでいる場所があり「天生三橋」と言って、多くの観光客が出かけるスポットになります。
その隣に「地縫」という所があり、そこは天然の岩の橋の他に、渓流、滝があったりして、なかなか自然の綺麗な場所です。
そのスケール感が見所ですね。
日本では無いくらいの規模なので、重慶に行った時、一番見たかった所です。
今回予約したツアー
今回、現地の中国人の人たちが参加するツアーに参加する、というのがもう一つの目的(目標)です。
自然の綺麗な所なので、あんまり観光場所の説明が必要ないですし、日本語ガイドがついているツアーは値段が高くて大変です。
中国語もそれなりに上達したので、一度チャレンジしたかったのです。
(予約の方法は、簡単ですが、最後の方の旅の参考に書いておきます)
事前に色々連絡が来る
ツアーを予約すると、前日から色々連絡があります。
ちょうど演劇を見ている時から、携帯に電話&メール、アプリ上で連絡が来てました。
アプリ上で泊まっているホテル名、年齢、パスポート番号などが聞かれ、WeChatの友達になる二次元コードを送る様にとの事でした。
以後はWeChatでのやり取りになります。
しばらくするとチケット購入の為にパスポートの写真も必要という事で、合わせて送ったりしました。
すると、「朝7時くらいにホテルまで迎えに行く、10分前に連絡するので、ホテルの前で待ってるように」、との連絡がありました。
道路が込んでいるので、長時間駐車できないとの事です。
ホテルから出発です
当日朝7時頃、予定通り運転手からTV電話があり、カメラで周りを映すように言われました。すぐに私が居る位置が分かったみたいで、無事に乗れました。
私が一番手でした。
お世話になった車が右の写真。

その後、他の客を順に拾って行きます。今回ツアー客は全部で8人。
同じ江蘇省の夫婦2人、上海からのおじさんおばさん3人組、内モンゴルからの母娘2人、私です。
乗ったそばから自己紹介が始まり、頑張ってコミュニケーション取りました。中国語やっていて良かったと思う瞬間です。
途中、一箇所、休憩がてら乌江赤壁という景色の綺麗な所で20分くらい小観光がありました。


その後、現地に近づいた所で昼食となりました。
いくつかの店がある中で、一箇所食べる店を決め、みんなそこで食べるのですが、個人で注文して食べてくれとの事。
ひとりで食べようと思ったところ、内モンゴルの母娘が一緒に食べようと誘ってくれたので一緒にご飯を頂きました。
中華料理って一人で食べると量が多く、種類が少なくなるのが常ですが、3人で食べることで食事らしい食事になりました。
母娘共にすごく気さくな人で、楽しくおしゃべりしながら食事を頂きました。
いざ天生三橋に突入!
武隆の現地に到着!!まずは天生三橋から観光です。




入ったすぐにガラス貼りの橋?テラス?がありそれに行きます。中国人は本当にガラスの橋が好きです。

崖に沿って進んでいくとエレベーターがあり、それに乗ります。


エレベーターは外が見える場所に陣取った!と喜んでも、降りている間に180°回転するので、一応平等に近くなる様に出来ています。


この天生三橋は基本的に一方通行になっていて、下記の地図の青線の様なルートで皆移動します。一方通行なので多少人が多くてもそんなにごった返している感じはしなくて快適でした。



道に沿って進んでいくと、最初の橋、天龍橋が見えてきます。
最初の橋が一番大きいとの事。

そして、建物が見えてきたら、ぜひ右の「天福官驿观景台」の方に階段があるので、登ってみてください。6,7分くらいだったと思います。
先は行き止まりですが、そこから綺麗な景色が見れます。
結構しんどいですけどね。

道中は基本下り坂ですが、この「天福官驿观景台」で景色を見たい場合は登らないといけません。
そしてさらに進むと第2、第3の橋が出てきます。


皆さん下の様な洞窟の穴を利用した記念写真を頑張って撮っておられました。


そしてすべての橋を見終わったら、バス乗り場まで1㎞くらい上り坂になっていて、ここだけは登りになります。
15元払って電動車に乗るか、歩いて登るかを選択しないといけません。
チケットを買うのにたくさん人が並んでいるので、私は歩きましたが、疲れました。

天生三橋の観光が終わったら、自力で地缝に移動
天生三橋を見たら、バス移動です。間違わない様に地缝行きのバスに乗ります。


地缝観光
天生三橋と同じ様な橋があって、かつ渓谷になっていて非常に綺麗な景色です。
こっちも基本一方通行になっていて、高い所から低い所に移動する様になっているので、あんまりしんどくはないです。見るのに約一時間は必要です。
こっちもエレベーターがあるはずなのですが、ルート上に無く、我々は乗らなかったです。
そして、エレベーター脇の岩の絶壁に道が見えるのですが、たぶんそこは歩いていないです。

エレベーターに乗る乗らないで、少し見る場所が違うんでしょうね。




爆睡で市内に帰る
地缝の観光が終わると、出口に車と運転手が待っています。
それに乗って市内に戻ります。この日は天生三橋も地缝も混んでいて、並ぶこともあったので、既に16:30でした。
帰りは、天生三橋と地缝とどっちが良かったか、という内容で中国の人が車内で盛り上がっていました。女性は地缝、男性は天生三橋という意見が多かったです。
運転手は帰りは飛ばす飛ばす。行は三時間半かかりましたが、帰りは二時間半で市中心に帰ってきました。
有無を言わさず全員、刘家坪という地下鉄の駅で降ろされ、ツアー終了です。地下鉄に乗って一旦ホテルに戻ります。だいたい19:30くらいでした。
混んだ所はイヤだ!!錆びれた所に行ってやろう
昨日、洪崖洞で人混み恐怖症になった私は、人混みが少ない所に行きます。
YouTubeなんかで、重慶の錆びれた一角としてよく取り上げられる白象街(白象居ではない)という所に行く事にしました。
ライトに照らされている所をたどって街に入ると、割と店がやっています。

と、一瞬思ったのですが、ライトで照らされた逆側を見ると、ありましたそこに、ゴースト化したエリアが。


この人通り少ない所をぶらぶら散歩して楽しんできました。誰も観光しない所を観光するのが楽しいかも。
という事で、白象街の栄えている側でご飯だけ食べて次に行きます。
う〜ん、やっぱり洪崖洞の夜景でも見とくか
まだ時間も早いし、最後の夜だし、やっぱり洪崖洞のビカビカをもう少し見て行こう!混んでるのはイヤだし、対岸から眺めて見よう!と思いたち、地下鉄の大剧院という駅まで行って対岸からの景色を見る事にしました。


地下鉄の大剧院駅の近くからの写真です。
有名なホテル「ザ・アスコット ラッフルズ シティ重慶」の姿も拝めました(角度が悪いですが)。
川べりの公園の方に行く人がたくさんいました。ほとんどがカップルです。

結局、橋を渡って洪崖洞を見る
さて、また地下鉄に乗って戻るのも面白くないかな。
いっちょ橋を渡って戻るか!!
あの激混みも、片道なら耐えられるのではないか!!
と、また思い立って橋を渡って帰る事にしました。自由気ままが一人旅の良いところです。


この橋はホテルのある場所と同じレベルなので、比較的簡単にホテルに戻れました。
二日目終了です。お酒も飲まずに寝てしまいました。
三日目
昼過ぎには飛行機が飛ぶので、午前中の11時くらいまでしか時間がありません。主に市内観光をして帰路につく旅程です。
小雨で視界不良の為、予定変更
朝6:30起床。外は少し明るくなって来た感じですが、雨が降っていて、視界がすこぶる悪いです。

今日は朝から重慶ロープウェイに乗って、その後高いビルに登って重慶の景色を存分に味わう予定でしたが、こんな天気では面白く無さそうです。
急遽予定変更です。
ロープウェイの景色を見るのを諦めて、近場の観光地に行く事にしました。
行く事にしたのは、一昨日、人混みに揉まれて何処がどうなんだか分からなかった洪崖洞です。一昨日のリベンジ(何がリベンジになっているのか分からないが)しようと思ったのでした。
洪崖洞に行って構造を理解
とにかく、洪崖洞の上に行ってみる。
着いたところは洪崖洞の最上階に当たる部分です。
ほぼ観光客はいない。掃除の人がパラパラ。
それにしても、一晩明けた後はゴミが散乱して本当に汚い。


上の写真の入り口は閉まっているのですが、うろうろしていると、どうやら別の所から下に行けそうです。行って見よう!!


うろうろしているとエレベーターを発見。
エレベーターで適当に1階まで、降りてみた。

昨日中国人が大勢待っていた場所だった。やっぱりこのエレベーターで良かったんだと分かる。

そして、外に出て、洪崖洞の朝の姿を拝む。

湾岸には、動画配信している若者たちが10人以上居ました。朝からご苦労さんです。
昨日登れなかった所から登りたくなる
歩いていると、一昨日人がいっぱいで登れなかった階段は、いったいどこにつながっているんだろう、という疑問がふと湧いて来て、実際登ってみようという気になりました。


昨日人が立ち往生していた階段を上って行きます。
朝の洪崖洞は快適ですね。小雨が降っていますが、非常に気持ちいい。

そして、頂上まで出てきました。
あ~!!見た事ある場所でした。昨日散策した時に通った場所でした。こんなところから階段で降りられたんですね。
後ほど地図を書いておきます。

降りる場所は上記だけではなく、もう一つありました。
そっちから出て行くと、非常にわかりにくい場所に出てきました。





という事で、洪崖洞の上から下まで行くルートを確認し、勝手に大満足している私でした。
朝から階段をいっぱい登って、疲れました。
解放碑も行っとくか!
洪崖洞を一通り散策し、まだ時間がある。
そういえば、ホテルの近くって解放碑という碑があるはずです。
行っときましょう。


まだ時間ある。李子坝(リーズバー)駅に行ってビルに突っ込むモノレールも見ておこう
雨が降って、景色が見通せなくてもよい観光スポットがまだありました。
重慶と言えば、ビルに突っ込むモノレール!
地下鉄2号線に乗って駅へ。
電車を降りてから、写真を撮る場所に行くのにだいぶエスカレーターを降ります。さすが重慶です。
中国の方がいっぱいいました。観光客の他に冷蔵庫マグネットやおもちゃを売る人、写真を撮ろうとセールスする人、ここも人がいっぱい。


そして空港、帰宅へ
もう足も限界です。
飛行機まで時間が少しありますが、空港でゆっくりする事にしました。
そして、無事帰宅へとあいなったのでした。
ちょっと疲れましたね。
重慶での食事まとめ
一部本編に書いてしまったが、今回食事については、まとめて書いておくことにしました。
1日目 昼夜兼用
旅の記録の1日目に書いた火鍋です。
地下之城老火鍋という火鍋屋で食べました。
毛肚(センマイ)、豚肉、鴨血(血の塊)、豆腐、ネギ、ジャガイモなどを頼みましたが、鴨血(血の塊)が一番美味しかったです。174元。



2日目 昼ごはん
2日目は朝早かったので、朝食は食べられませんでした。
天生三橋に行く途中のレストランで、内モンゴル出身の母娘と一緒に話しながら食べました。
肥肠鱼(フェイチャンユー)です。モツと魚を麻辣に煮込んだ料理ですね。その他、野菜中心に2品。そして、お餅を揚げ、中に甘いアンが入っているデザートの様なのを食べました(後から調べたら、山城汤圆というらしい)。
肥肠鱼の中に入っているモツが臭くてたまらんかった。他は美味しいのに残念でした。
割り勘で100元払いました。


2日目 夜ごはん
人が来ずにさびれた白象街の少し栄えている側で食べました。
豌杂面(ワンザーメン)15元でした。
思ったより汁が多かった。もっと油そばみたいな感じと思ってた。


3日目 朝ごはん
ホテルの近くの重慶小面の店で食べた牛肉面です。22元。
朝から激辛麺はちょっと胃に悪そうです。


以上、旅行中の現地の料理でした。
旅行の総括
すべての目標が達成できたので、満足です。
- 重慶の綺麗な自然の景色を見る(天生三橋&地缝) OK
- 中国の現地ツアーに初挑戦する OK
- 重慶の美味しい地元料理を食べる OK
- 重慶特有の立体感(階段と坂)を体験する OK
- 重慶の演劇「重慶1949」を鑑賞する OK
重慶を満喫しました。
それにしても、ホテルの周りのレストランはほぼ全てが火鍋か重慶小面の店でした。
たまには違う味を食べたくならないんですかね。
一人旅行をして良かったと感じた事
またさらに少し図太くなった?
一人旅行もだいぶ回数を重ねていますが、今回、中国人しか参加しないツアーに参加した事で、また一つ経験を積みました。またさらに図太くなってきた感じがします。
また、一人で重慶の火鍋屋さんに突っ込んで行った事もいい経験になりました。
もうこれで、中国の大概の店には一人で入って行けるようになったんではないかと思います。
旅の一期一会を楽しめた
数人で旅行に行くと、絶対身内での会話ばかりになりますが、一人で行くと自然と現地のひっとだったり、よそから来た人との会話が増えます。
今回、内モンゴルから来た母子と、食事も含めてたくさんお話しできましたが、こういった些細な会話も良い思い出になるんだなぁと思いました。
単純に楽しかったです。
中国語の学習のモチベーションになった
これも毎回書いていますが、今回中国人のツアーに参加し、その中で片言ながら同乗者とコミュニケーションを取れました。「ハァ??(聞き取れない時言われる)」という事もなく、割と通じたので、地道に中国語を頑張って来た成果も見られました。
さらに、聞き取れる様になりたい、話せる様になりたい、と思ったのでした。
旅の参考、お役立ち情報
重慶1949の予約方法
予約は「携程旅行」というアプリでしました。
座席は右の様にA区、B区、C区、D区と別れています。
A区、B区は観客席自体も回転する様になっています。
C区の真ん中がVIP席となっていて一番値段が高いです。
私はB区を選択しました。

予約は右の様な画面から、日にちと時間と席を選んで、パスポート番号を入れて予約すれば官僚です。
一つだけ注意点があります。
席代をケチりたいからと言って、D区の端っこの普通席は予約できません。
他の席はWebで予約する時、パスポートナンバーを入力する画面に飛びますが、D区の普通席だけはパスポート番号が打てません。つまり、中国人しか予約できない形になっています。
それと、A区は近すぎる感じがします。BとかCが良いような気がします。

天生三橋、地縫(武隆)現地ツアーの予約
これも予約は「携程旅行」というアプリでしました。
パスポート番号と中国内で連絡が付く携帯電話番号があれば、できると思います。あと、クレジットカードと紐づいたWeChatかアリペイが必要です。
日にちと、9人乗りか35-50人乗りかを選択します。後者の方が安いです。


価格は、往復の自動車送迎代、現地の入場料込みで、9人乗りバンの場合、468元(9,400円くらい)です。観光地の入場料だけで260元ですので、車代は往復200元くらい。
運転手は現地でガイドする訳ではなく、あくまで送迎です。往復約6時間の行程と、道中のチケット購入、注意事項を教えてくれたり、色々やってくれる事を考えるとお得だと思います。
ちなみに9人乗りのバンではなく、35-50人乗りのバスを選択すると338元です。一人一人のケアが薄くなるので、日本人はバンの方が良いと思います。
日本の旅行会社で日本語ガイド付きを頼むと、約3,000元。車をチャーターするだけでも1,000元(入場料別)するので、だいぶ違いますよね。
ホテルの情報
ホテルの情報を少し。
今回もいつものごとく、Tripドットコムで予約しました。ここで予約すると、外国人が泊まれないホテルは最初から除外されているので、安心です。(注:外国人が泊まれないホテルがあります)
洪崖洞付近のホテルを探すと、4~5,000円くらいのホテルがそこそこあるのですが、中身を見てみると、どこも「窓なし」となっています。そんなホテルは嫌なので、窓ありのホテルを探すと、7,000円/泊くらいする感じになってしまいました。
窓ありのホテルの中から適当に選んだホテルが泊仟客高空江景酒店(解放碑洪崖洞)でした。6,644円/泊でした。
場所はビルの38階にあり、景色はまずまず綺麗ですが、窓は汚い。部屋はまずまず狭い。という事で重慶の中心地の物価が高い事を実感しました。


高級感はなし。民宿みたいな感じです。チェックインのカウンターは誰も居ない。おっさんを電話で呼ぶしかなくて、10分くらい待たされるし、本当に民宿です。
2泊しましたが、ベッドメイクと部屋の掃除はなかったです。
最後に
いろいろ書きましたが、参考になれば幸いです。
今、流行りの重慶!!!興味ある方はぜひ行って見てください。