「たにやん」です。
「おじさんでも中国語を始めたらいい事があるよ~!!」っていう事をブログで書いています。
中国に派遣になっていた頃、Webの中国語教室で中国語を習っていました。
少し前、山東省の青島の先生から「ぜひ青島に遊びに来て下さい!!案内しますよ!!」という言葉を頂き、ヒョコヒョコと青島まで行った時の旅の思い出をブログに書きました。
前回の青島旅行の記事はコチラ↓
中国語の先生を訪ねて—中国:青島の旅(’23年旅の思い出) -
Webでは複数の先生に教えてもらいますので、中国各地の様々な場所におられる先生の授業を受ける事ができます。
実は、私の中国派遣中、青島の先生の他に、南京に住んでおられる先生の所にもヒョコヒョコと行って、街を案内してもらった事があります。
今回、その時の事を思い出して、旅行記として書いておきたいと思います。
今回の記事で伝えたい事
前回の記事と同様なのですが、中国語を勉強する醍醐味の一つである「友達を作って、素晴らしい経験ができますよ!」という事が言いたいのです。
たまたま私は中国に滞在になっていたので、日本に住んでいるよりは中国国内旅行は行きやすかったのですが、日本に住まれている方ならなおさら、現地の友達とその友達の住んでいる街を一緒にめぐるのは大変思い出深い旅行になるはずです。
ぜひ言葉を習う事を楽しみつつ、かつ友達を作って現地の様子や習慣を目の当たりにして、より有意義な経験をする事をお薦めしたく、この記事を書きます。
そして、こういった楽しい経験をする事を目標として、一緒に中国語を勉強できたらなぁ、と思います。
南京に旅行に行った理由
先ほど書きました様に、私は中国に派遣になっていた時にWebの中国語講座をやっていました。
その中で、南京の先生とも意気投合し、南京に遊びに行く事になりました。
私は上海の近くの、江蘇省という省のある都市に駐在していたのですが、南京はその江蘇省の省都になります。
私の住んでいる街から高速鉄道に乗って1時間少しの所にあり、日帰り旅行も可能な距離です。
実は、派遣滞在中に一度、一人で南京に観光した事があり、その際、中山陵、中華門、解放門、夫子庙など有名な所を一部巡った事がありました。
せっかくの機会ですので、まだ行っていない南京の有名な場所を案内してもらう事にしました。
南京の簡単な説明
基本データ
中国東部・江蘇省の省都で、上海から西へ約300kmの位置にあります。
長江(揚子江)沿いにある歴史都市で、昔から交通の要所・文化の中心地でした。
人口は約950万人との事。中国の都市はどこでも人が多いですね。

歴史・文化
中国の歴史の中で、何度も首都になった都市として有名です。
「六朝古都(六朝の都)」「十朝都会(十の王朝が都を置いた都市)」として知られています。
明の時に巨大な城壁が創られ、それが残っています。
近代でも中華民国の首都として重要な政治都市でした。
日中戦争の時に南京大虐殺が起こったとされる都市として日本人は聞いたことがあると思います。
北京が首都になってからは、江蘇省の省都として再編され、現在は華東を代表する大都市・教育研究都市として発展しています。
観光と名物
孫文のお墓である中山陵や、明の初代皇帝のお墓である明孝陵、夜市が賑やかで伝統的な建物を並ぶ夫子廟(孔子廟)などが有名です。
ただ、私は街の周りに建てられている「南京城壁」の迫力がすごいので、一度見るべきと思います。
全長25㎞以上もあるそうで、中華門、玄武門など、有名な場所を見て回るのが良いと思います。
食べ物としては鴨血粉絲湯(ヤーシュエ・フェンスータン)という鴨の血の塊と春雨のスープが一番有名と思います。
そして、金陵塩水鴨(きんりょう えんすいが)ですね。塩味の鳥の煮物です。
今回の南京旅行の全体の旅程
私がこの時南京に行ったのは、2025年の3月上旬です。
私の住んでいた街から南京までは高速鉄道で1時間強の所です。
今回は普通の土日を利用して、一泊二日で行く事にしました。
旅程は下記の通りです。
- 一日目:朝、高速鉄道に乗って南京に移動。中国語の先生に夜まで南京を半日案内してもらう。
- 二日目:朝からHSK6級を受験、夕方HSKK高級を受験、そして帰宅
二日目は別の用事を入れて、合わせ技で南京に行く事としました。
二日目の話はまた別途書く機会があれば、書きたいと思いますが、今回は一日目の内容がメインです。
私の旅日記
以下、南京の旅行の一日目の旅の記録を書いていきます。
観光場所はどれも有名な場所で、書店にある本に載っている様な所です。詳しい説明が欲しい方は、別のちゃんとしたガイドブックなどを参考にして頂けたらと思います。
高速鉄道で南京へ
朝8:30くらいの高速鉄道で南京南駅に。
現地で先生と待ち合わせ。すんなり合流できました。
まずは、先生のおすすめの南京博物院に行きます。
南京博物院
名前は、南京博物館ではなくて、南京博物「院」です。
南京南駅から地下鉄で向かいます。
入場は無料みたいですが、混んでいる時は人数制限が実施される事があり、事前にWeb上で予約するのが良いと思います。
自分でWebで予約する事もできたと思うのですが、先生がやっておいてくれるとの事で、全部先生にお任せしました。
外国人は紙のチケットに変える必要があるとの事で、「サービスセンター(服务中心)」に行けと言われ、若干手間取りましたが無事入館。

博物院の中には、様々な時代の様々な歴史的な貴重な物が展示されていました。
全部写真に撮る事ができますが、あまりにも数が多いので、その一部だけ下記に並べておきます。





南京博物院を堪能したら、結構いい時間になりました。
お昼を食べに行きます。
昼食 南京料理
先生に連れていてもらった店は「南京大牌档」と言う店で、中国の人も南京に来ると良く寄る店だそうです。
週末のお昼時なので、激混みで大勢の人が店前に並んでいました。
私たちの場合は、事前に先生がWebで予約してくれていたので、数分待つだけで入る事ができました。



以下に食べた料理の写真を載せますが、どれも先生が南京名物だからという事で選択してくれました。
一人で行ったらどれが地元の料理なのか分からないし、こんなにたくさんの種類食べられないですよね!!
加えて、日本語での解説付きです。いや~、持つべきものは友達です。




そして、この日のメインディッシュ!!
上の南京紹介の所で書いていないですが、「北京ダック」ならぬ「南京ダック」という物があり、これもお薦めという事でしたので、頂きました。

まあ、全部が絶品の味かと言われるとそうでもないんですが、地元の料理を体験出来て、しかも満腹で、幸せです。
そして、次に向かうは総統府です。
総統府
中華民国政府(1912~1949)の中枢機関が置かれていた建物で、孫文や蒋介石が執務していた場所だそうです。
中国式と西洋優雅混ざった近代建築で、一般公開されている人気観光地です。

私が行った時は、休みだったので、中国人でいっぱいでした。
孫文の執務室や会議室、庭園などを見ましたが、どこも人がいっぱいでうんざりする感じでした。
せっかくなので、孫文と記念写真を撮って、次に行きます。

鶏鳴寺(けいめいじ ジーミンスー)
南京城壁(明城壁)のすぐ西に位置し、観光でも人気の名所です。

3世紀頃に建てられた様で、1700年以上の歴史を持つそうです。

線香がタダで3本もらえるので、それでお祈りしました。
恋人同士が来ると、分かれてしまう事で有名だそうです。
今回だけでもケンカしているカップルを3組見ました。

玄武湖周辺
最後は玄武湖周辺を散策です。
鶏鳴寺とはすぐ近くで、南京城壁を見ながら散歩します。
近所の方の憩いの場所となっており、踊っている人、楽器を演奏している人、それぞれに週末を楽しんでいる様でした。
暖かくて天気も良く、のんびりお話ししながら散策できました。



実はこの後、晩御飯を食べようと街にでましたが、どこも人が一杯で入れなかった事と、昼を食べ過ぎてお腹がいっぱいで入らない事を考えて、1日目のお開きとしました。
今回の旅行で感じた事
お友達になった先生は、忙しいにも関わらず、一日私に付き合って案内してくれました。
青島の時もそうでしたが、ホスト(現地の人)がゲスト(遊びに来た人)におごるのは当たり前で、食事などもホストが払うのが通例だそうです。
そうしないとホストのメンツが立たないそうです。
日本人の私からしたら、一日付き合ってくれているのに、こちらが食事くらいごちそうしないと、ゲストのメンツが立たない感じがします。
今回はこちらが奢るという事を初めから強く言っておいたので、なんとか奢らせてくれました。
先生、本当にありがとうございました。
まとめ
南京の旅行記を書きましたが、今回も自慢したくて書いた訳ではありません。
「中国人の友達が出来ると、一人で旅行するよりも、ちょっとだけ深く現地の事が体験出来たり、知る事ができるよ!という事が言いたいのです。
こんな例を参考に、中国人と友達になって、このような素敵な、かつ貴重な体験を皆さんにもしてみて欲しいです。
旅行記としては以上です。
旅の参考
参考になりそうな関連記事などを紹介致します。
中国人の友達を作る為に
中国人の友達を作るのに、手っ取り早くて安心なのが、中国語の先生を捕まえる事です。
話しやすい友達をつくって、有意義な経験を作ると共に中国語も勉強してうまくなってしまいましょう。
上記の記事の中でも紹介していますが、中国人の中国語の先生と友達になりたい場合は、講師数が多い所がお薦めです。
まずは無料体験レッスンを♪【CCレッスン】↑私の一押しです。たくさんの先生と話ができます。
中国内のホテルの予約
中国で自力で宿を取る場合は、Tripドットコムがお薦めです。

中国では外国人が宿泊する為に、特別な対応をする必要があり、場合によっては(特に安い宿に泊まる場合)外国人は泊まれない場合があります。
Tripドットコム以外のサイトで予約する場合、そのホテルが外国人を受け入れられるか、確認した方が良いでしょう。
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もちろん私もTripドットコムです。
中国のひとり旅の参考
このブログに中国の一人旅の記録として3つほど挙げています。
中国一人旅にご興味がある方はご参考にして頂くと嬉しいです。
中国の自然の景色がきれいな場所の参考
私は自然がきれいな場所に行くのが大好きで、中国のいくつかの景色がきれいな所に行っています。
その中で、四川省の九塞溝という所が最も印象に残っています。
この場所の初心者向けの観光ガイドとして、書籍を書いていますので、こちらも興味ある方は見て頂けると嬉しいです。
Kindle Unlimitedで会員の方は無料で見れます。そうでない方も280円ですので、お気軽に閲覧していただければと思います。
最後に、私が行った中国内での景色がきれいな場所を紹介した記事のリンクも載せて置きます。
今回は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました。







