「おじさんが中国語を始めたらいい事があるよ~!!」っという事をブログで書いています。
同時に「おじさんが中国語を始める時の心構え」とか、「学習を続ける為のコツ」など、私の経験上で得た事、感じた事をいろいろ書いてきました。
しかしです、ミドルから始めてある程度のレベルまで行ったのは確かですが、そうは言ってもHSK6級も合格していない人のおすすめする内容に、説得力があまり無いなぁと思っています。
そう考えていると、何としても早くHSK6級に合格したいな、という思いが強くなって来ました。
今までは、私の知っている範囲で、これから中国語を始める人、特にミドルの人に向けて記事を書いて来ました。
今後は、私自身がやっている事や、奮闘の記録の様な物も書いて行こうかと思っています。
今回、奮闘記の初回になります。
HSK6級に合格したい
中国語を6年間勉強して来たので、ここまで来たら、やっぱりHSK6級って取っておきたいんですよね。
簡単にHSKの説明から入ろうと思います。
HSK試験とは
- HSKとは中国政府も認める公式な検定です。
- 他の中国語検定に比べて受験者数が最も多いです。
- 1級~6級まで何度が分かれていて、数が大きいほど難易度が上がります。
(最近7級~9級まで出来ましたが、かなり専門的なので無視して良いでしょう。
日本のHSKのホームページにも7級~9級の受験の説明はぼぼありません) - ヒアリング、読解、作文の3部門で構成されています
HSK6級はどんなレベル?
6級は一般の人が受けるHSK試験の最高位です。
「以上の常用中国語とそれに相応する文法知識・成語など通訳業務ができるレベル。様々なジャンルの話題について自身の意見や見解を様々な表現で話すことができる。」となっています。
が、実際6割取れるレベルというと、通訳業務までは厳しいと思います。
- スピーキング:ペラペラとまでは行かない。正しくない表現も入りながら、一応のコミュニケーションは取れる
- ヒアリング:外人向けに話をしてくれると、会話は聞き取れる。普段の中国人同士の会話やドラマや映画を字幕なしで理解できるほどではない。
- リーディング:簡単な文章は読めるが、街中を歩いていても、良く分からない看板がまだまだたくさんある。
くらいのレベル感だと思います。分からない所を聞き返しながら単独で中国内を旅行できる程度の力はあると思います。
合格するには
一応、正確には現在のHSKに「合格」「不合格」の判定はありません。
以前はあった様です。
その慣例もあり、トータルで6割以上の点数を取ると「合格と称して良い」という事になっています。
なので、6割取得が目標です。
合格するとどんないい事があるの?
試験の結果は就職や留学の際に有効になります。
ただし、中国語を仕事で使う様な会社だと、HSK6級の6割というのは、最低条件くらいだと思います。
6割程度ではまだ実務上は役に立たないでしょし、まず入場券をもらった感じでしょう。
その他、中国語を勉強している人から見て、「わりとやるね!」と褒められるくらいでしょうか。
実質そんなに役に立つことはありませんが、でも一応、公的に実力を認められた証拠になります。
私のこれまでの学習履歴
中国語を始めたきっかけ
会社員時代、中国の工場に海外派遣になった事がきっかけです。
海外の工場で現地の人とコミュニケーションを取る為に、「勉強している姿勢」を見せる事が重要と思っていました。
ただ、実際に仕事で使用する所までは難しい事は現地の人も分かっています。
一方、「日本人派遣員は、しょせん腰掛」と思われてしまうのが嫌でした。
「本気で中国の工場を良くしたいと思っている」事を態度で示し、本気度を分かって欲しくて中国語を始めた感じです。
語学の習得には時間がかかります。若い人でも1,2年は必要だと思いますし、立場上、変な中国語を使って、誤解が生じてもいけないので、結局、大事な時は日本語+通訳で話する事になってましたけどね。
でも、これがきっかけです。
HSK受験をする目的
勉強した事が客観的な数字で表させるので、向上度を測る良い機会だと思います。
中国語のHSKの場合、級が沢山あるので、一つ一つクリアする事で自分の上達度合いを確認できるので、モチベーションになります。
そして、先ほど書いた様に、HSK6級を合格すると、中国語を勉強している人から見ると「おっ、すごいね」と言ってもらえるレベルなのです。
私の場合、HSK5級までは合格したので、せっかくならHSK6級まで合格したいな、という思いが出てきたのでした。
これまでのHSK受験履歴
私のHSKの受験履歴を下記に示します。ちょっとお恥ずかしい内容です。

私は2019年から中国語を始めました。
HSK3級は受けませんでしたが、2年くらい経ってHSK4級に合格しました。
それから約1年後にHSK5級合格。ここまでは順調でした。
しかし、、、、
2022年にHSK5級を合格し、その後も勉強をつづけましたが、3年経った2025年の3月に撃沈しました。
その後、勉強方法を少し変えて、頑張って勉強し、自信も少し出て来て、張り切って臨んだ2025年の9月の試験結果もさんざんでした。
ヒアリングは原因が分かっていますが、ライティングと作文が全く向上していませんでした。
2025年10月から始めた事
HSK5級合格までにやってきた事なども機会があれば書いて行きたいと思いますが、今回は現在の状況をメインに書こうと思うので、前回の受験(2025年9月)に落ちてからの話を書こうと思います。
2025年9月のHSK6級を不合格になって決めた事、始めた事をこれから書きます。
テストは「筆記」ではなく「ネット試験」で受ける事に決めた
これは「始めた事」にはならないですが、次回の受験から「筆記試験」ではなくて、「ネット試験」と言われる方式の試験方法に申し込む事にしました。
「筆記試験」と「ネット試験」の違いは下のリンクから入ってもらえれば詳しく書いていますが、簡単に書くと下記の様になります。
筆記試験 マークシートと鉛筆で回答します。
問題は紙(冊子)で渡されます
ヒアリングは教室の前のラジカセからの音声で実施されます。
ネット試験 パソコン(キーボード、モニター、ヘッドセット)で回答します。
問題はモニター上に表示されます。
回答はキーボードおよびマウスを使って回答します。
ヒアリングはヘッドセットから流れてくる音声で実施されます。
私は筆記試験で使われるラジカセの音が「クリアでなくて聞き取れない」ので、前回のヒアリングはひどい出来栄えでした。
今回からは、ネット試験と呼ばれ方式で受ける事にします。
HSKの試験に対する対策を強化した
HSK向けの勉強をしなかった訳ではないのですが、もっと実際の試験の傾向などをちゃんと勉強して臨む様にしました。
私の弱い所について
私が弱い部分は、
- ヒアリング全般
- リーディングの文法部分
- 作文
です。
全部やないか~!!!と言われそうです。
そうなんです。全部なんですが、強いて言えば、リーディングの長文問題は割と得意です。
長文問題以外を強化する為に、下記の教材を今やっています。
「標準教程HSK6級WorkBook」を毎日1課ずつやる
やる事に決めた1つ目の教材はこれです。
「標準教程HSK6級 Workbook」です。
中国の出版社が出している教材に「標準教程」シリーズというのがあります。
(この下にも写真貼っておきます)
その教材のWorkbookです。
HSKのテストに出てくる問題形式で、教材の各課の練習問題が出されています。
これを毎日1課づつやって行く事にしました。
ただし、この教材、解説が無いんですよ。
なので、文法問題などは、なぜそれが回答なのか分からないので、この問題集では文法問題はパスして実施しています。
ヒアリングとリーディングに慣れると共に、語彙力強化を狙ってやっています。
「新HSK6級トレーニングブック(読解・作文問題編)」をやる
二つ目はこのテキストです。
これを始めた目的は、苦手の「文法問題」と「作文問題」対策です。
これらの問題を解くための基本的な考え方が載っており、参考になります。
問題量が少ない様な気がしますが、これを読んで問題を解く事で、注目するポイントが少し分かる気がします。
若干ですが文法問題の正解率が上がった気がしますし、作文もちょっと楽に作れる様な気がします。
継続して行きます。
まとめ
という事で、9月のHSK6級の試験を落ちてから今やっている事です。
次は11月15日の試験に申し込みました。
9月のHSKの結果が10月10日頃に出て来たので、それから取り組んでいるので、1カ月程度の準備期間です。
3年間もHSK6級向けの勉強し続けてきて、今の状態です。
この追加対策で、残り1カ月で効果があるのかどうなのか、分かりませんが、頑張ってやるだけです。
補足
今回紹介した書籍
一緒に勉強しようという方、ぜひ一緒に頑張りましょう。
標準教程HSK6級 Workbookの方は直接写真をクリックしてAmazonの方に入って行ってもらえればと思います。
関連記事
中国語学習に関する記事を書いています。参考にしていて頂ければと思います。
これ以外もありますので、寄り道して行ってもらえればと思います。
今回は以上です。






