プロフィールにも書いたのですが、この度30年間働いた一部上場企業を早期退職する事にしました。
様々な知識を学ばせて頂きましたし、経験もさせてもらいました。
直近では中国の一工場に派遣され、海外での勤務という本当に貴重な経験もさせて頂きました。
会社には本当にお世話になりましたし、成長もさせていただきました。大変感謝をしております。
しかし、この度、中国派遣を終了した段階で、早期退職をさせていただく事になりました。
そんな会社を辞める決意をしたのには、様々な理由があります。
このカテゴリーでは、
- 退職に至ったこれまでの基本的な考え方
- 退職に至るまでに準備してきた、やって来た事
- 最終的に退職を決意した経緯
- 退職後の生活の様子
- 退職後の気持ちや考え方の変化
- 今後の目標ややりたい事、生きがい、楽しい事
などなど、早期退職に関する細かい内容を書いて行きたいと考えております。
詳しい事は後々書いて行きたいと考えておりますが、実はまだ正式には退社しておらず、最長で来年1月まで現在の会社に所属となります。ですので、ちょっと微妙な内容は、実際に退社した後に書いて行きたいと思います。
今回、「早期退職」カテゴリーの最初の投稿になりましすので、早期退職の理由を簡単に書いて置きたいと思います。
早期退職の理由
一度きりの人生を自分らしく豊かに生きたいと思ったから
というのが、結論になると思います。ちょっとカッコよすぎるかもしれません。
そう思った理由をもう少し考えると、下記の三つかと思います。
1.いろんな部分に老いを感じたから
人間、年々体力が落ちてくるを感じると思います。
私の場合、体力面では30歳、40歳、50歳と徐々に落ちてきたのを感じましたが、53歳くらいになって、急激に落ちていくのを感じました。
記憶力、思考力、計算力などの頭脳面でも、50歳を超えてからは急激に衰えていくのを感じていました。
そういった中、自分の健康年齢を考えると、60歳の定年まで働いていたら、仕事以外のやりたい事に対して、元気に活動できる期間が非常に短くなると感じました。これでは機会損失が大きいと思ったのが一つ目の内容です。
加えて、それらの能力低下により、若干仕事面でも支障が出てきたと感じたからです。
2.会社の役割を担う為に無理して来たかな、と感じたから
会社で働くのが非常に楽しくてやりがいもある、という方は働き続けるのが良いと思います。
私の場合は、求められる役割を懸命にやってきたのですが、どこか自分のキャラクターを少し封じて実施してきた様な気持ちがあります。
また、求められる役割に対して、若干無理をしているという感じがあり、ちょっと疲れてきたなと思い始めたというのが二つ目の理由です。
55歳という歳になり、もう少し自分らしく振舞っていっても良いのではないか、と思ったのです。
3.経済的な面である程度目途が立ったと思ったから
ある程度経済的な後ろ盾がないと早期退職に踏み切るのに勇気が必要と思います。
若い時から早期退職を目指していた訳でも無かったのですが、なんとなく将来に不安を感じ、貯蓄をしていた点は後から思えば良かったと思いました。
これがあったから、早期退職も含めていろんな選択肢を検討できたのかなと思います。
私はかなり慎重派ですので、「とにかく、やってみよう!」とはならず、ある程度自分の中で確信が持てないと動けないタイプなので、費用面の裏付けも非常に重要でした。
投資などの運用も、遅まきながら40代後半で始めたという点と、わが社では早期退職の優遇制度を常に実施しており、その割り増し額を考えると、今後の経済的な不安をある程度和らげることができたからです。
以上が大きな理由の3点だと思います。
実は他にも要因はあるのはあります。全部含めて、今回、早期退職に踏み切りました。
早期退職して何がやりたい?
「一度きりの人生を自分らしく豊かに行きたいと思ったから」
なんて、超前向きな表現をしていますが、裏を返すと、
このまま会社に居たらあまり充実した人生にならない
↓
このタイミングで早く会社から離れたい
という事なんです。
かっこいい事を書きましたが、こっちの書き方の方がしっくりくるかもしれません。早く会社から離れたいと思ったその理由は「早期退職の理由」のところに書いた1.2.です。
今後はもう少しペースを落として仕事をしていきたいと思います。
その仕事が、こういったブログなどで他の人の参考になる事で成り立てば嬉しいなと思っています。
さらにこういった中で価値観の合う方と繋がって活動を広げられればさらに良いなと思うのです。
上記の様にならなくても、「早期退職の理由」のところに書いた3.の理由で、まあ、何とかなるんじゃないかなという自信が持てたのです。
能力の衰えを感じるがゆえに、これからの10年間はぜひ自分にとって有意義な人生にしたいと思っております。