「たにやん」です。
「おじさんでも中国語を始めたらいい事があるよ~!!」っという事をブログで書いています。
中国に派遣になっていた頃、Webの中国語会話学校で中国語を習っていました。
その時の先生に「ぜひ青島に遊びに来て下さい!!案内しますよ!!」という言葉を頂き、ヒョコヒョコと青島まで行った事があります。
今回、その時の事を思い出して、旅行記として書いておきたいと思います。
今回の記事で伝えたい事
以前、「中国語を勉強する為に中国人の友達を作るといいよ!それにはWebの中国語教室で先生と友達になるのが良いよ!」という記事を書いた事があります。
中国人の友達を作ると、楽しい事がいろいろ経験できる、とも書きました。
今回は、私が「中国人の友達を作る」事で体験できた素晴らしい経験を伝えられた良いな、という事でこの記事を書いています。
もちろん青島の有名な観光地の紹介も記事の目的の一つで、ぜひ現地に一度行って見て欲しいという事もあるんですが、それに加えて、友人が現地に居る事で、より有意義な経験が出来る事を書いて行きたいです。
そして、こういった楽しい経験をする事を目標として、一緒に中国語を勉強できたらなぁ、と思います。
青島旅行にした理由
冒頭にも書きましたが、中国派遣時にWebの中国語講座をやっていました。
その中国語教室では、フリートークを中心にして、会話能力を鍛えていました。
その中で、一人の青島に住んでおられる先生から、「青島に遊びに来ない?案内しますよ?」なんて、言われました。
最初は社交辞令だと思っていましたが、どうも本気で歓迎してくれる様ですので、行く事にしました。
実は、この先生とは別に、同じ中国語会話教室に青島在住の先生がもう一人居まして、その先生も、青島を案内してくれる事になりました。
二人の先生に青島を案内してもらえるなんて、願ってもない機会です。
土日でそれぞれの先生と会える様に日程を調整していく事にしました。
青島の簡単な説明
基本データ
青島は中国の山東省(地図の赤部)にある沿岸都市です(青色の☆印)。
北京から550kmで、人口は市全体で一千万人前後だそうです。
海洋性気候で、夏は涼しく、冬は感想しています。

歴史・文化
- 1898年から第一次世界大戦までドイツの租借地だったため、赤い屋根と欧風建築が今も残っていて、異国情緒ある町並みになっています。
- その後一時日本統治もあり、西洋と東洋の文化が混ざった独特の街並みになっています。
観光と名物
- 異国情緒あふれる洋館が並ぶ街並みが一番の見どころかなと思います。
天主教堂を筆頭とする中山路や八大関など洋風の建物が並んでいるエリアが壮観です。 - 青島と言えば「青島ビール」です。ドイツの醸造技術を取り入れた有名ブランドで、毎年「青島国際ビール祭り」が開催されます。ビール博物館も有名です。
- そして沿岸にある青島で有名なのは「海鮮料理」です。新鮮な魚介類を使った料理や餃子が名物です。
今回の青島旅行の全体の旅程
実際に私が青島に行ったのは、2023年の9月の上旬です。
コロナ騒動が空けて、やっと皆さんが自由に動けるようになって来た頃でした。
仕事があるので、土日で行くしかありません。
先生同士を鉢合わせるのもなんなので、土曜日、日曜日にそれぞれの先生に会う事にしました。
スケジュールは結構シビアです。
- 一日目:朝、上海の空港から青島に飛ぶ。昼頃から夜まで一人目の先生に案内してもらう
- 二日目:朝から二人目の先生に案内してもらって、昼食を食べたら、上海に帰る
というスケジュールとなりました。
私の旅日記
以下、青島の一泊二日の旅の記録を書いておきます。
観光場所の詳しい説明は、別のガイドブックなどを参考にして頂けたらと思います。
一日目
朝早くの飛行機で、上海から青島の「胶东飛行場」へ。
飛行場から青島の観光場所が集まっている青島駅まで地下鉄で行きます。
中国の地下鉄は各駅停車しかないので、1時間33分の長旅です。


上海駅に着き、すぐ無事に先生と落ち合えました。
直接旅とは関係無いですが、この時中国高速鉄道の切符を買うアプリの登録の更新が必要で、どうしても一人でできなかったので、先生にお願いして、駅員さんと設定をやり直してもらいました。
いろんなところで先生にお世話になって、感謝~!

まず青島駅から歩く事数分で最初の観光地です。「栈桥(zhanqiao)」という桟橋がある海岸です。

上海付近の海は汚く濁っていますが、青島の海は上海より全然綺麗です。
(日本人からしたら、まだ物足りないですけどね)
桟橋の先にある建物観光に行きました。
日差しも良くてポカポカしてすごく気持ちよかったです。
ちなみに、観光中は全部日本語で説明してもらいました。
中国語の練習にはなりませんでしたが、中国人の友達が出来て良かった事に変わりはありません。

お次は桟橋から歩いて街中に進みます。
早速「青島ビール」のお店がいっぱい並んでいます。
なんだかいっぱい注ぎ口があります。

近寄って見ると、いろんな味のビールがあります。
真昼間ですが、一本飲むことにしました。
変わったビールも良いですが、そこは最初なので、オーソドックスな物の中から、「原浆(オリジナル)」というのを選択!

青島ではビニール袋にビールを入れてくれると聞いていたので、期待していたら、ペットボトルでした。
ペットボトルのビールも初めてです。
真昼間からビールを頂きました。

さらに歩いて、次は「青島天主教堂」に向かいます。
街中は中国とは思えない異国情緒あふれた町並みです。歩いてきょろきょろしているだけでも楽しいです。


ざっと天主教堂を見回ったら、今後は「汇泉湾景区」の第一海水浴場という所に連れて行ってくれました。
海水浴場と言っても、水着で泳いでる訳では無く、水辺の岩場で小さな魚などを見て楽しむ様です。中国人の楽しみ方が日本人とは少し違うんだと思って興味深かったです。


続きまして、再びタクシーに乗り、「信号山公園」という所に。
入場に二次元コードで登録が必要なのですが、外国人は何故か登録できません。
ここも先生の力で、問題なく通過、展望台に行く事ができました。

ここは青島が一望できる小高い丘になっていて、景色は最高でした。
洋風の建物がならんでいて、本当にここは中国なのか?と疑ってしまいます。

ちょうど日が暮れてきたので、夕焼けを望む事ができました。

そうこうしていると、もう夕食です。
青島で有名で、青島人も良く行くという人気の店に連れて行ってもらいました。
なかなか一人では入りにくいですよね。

青島といえば「海鮮」!!
海鮮をたっぷり頂きました。
カラフルな海鮮餃子。
何色が何か忘れてしまいましたが、たぶん
黒:イカ墨
緑:海藻
黄:卵
赤:エビやカニ
だと思います。

ホタテやエビ、その他貝類がふんだんに載った海鮮蒸し料理。
タコとニンニクの芽の炒め物。
など、海鮮を堪能しました。


飲み物も、一人で来たら絶対頼まない現地の飲み物を頂きました。
青島に「崂山(ラオシャン)」という山があるのですが、そこの名物の清涼飲料水と可乐(コーラ)です。


「崂山白花蛇草水」の方はなんだか漢方っぽい匂いで、日本人には合わないと思います。
「崂山可乐(コーラ)」もコーラと書いていますが、コーラには似ても似つかぬ味で飲めたものでは無かったです。
両方とも先生が、旅の思い出に、という事で、現地でしか味わえない、かつ普通に旅していては手が届かないものを紹介してくれました。
二人で記念写真も撮りました。
本当に思い出に残る旅をありがとうございました。

二日目
二日目は、別の先生と落ち合う事になっています。
早朝は時間があったので、青島市内の人が集まるスポットに出かけてみます。

朝一に向かったのは、「五月的风(五月的風)」という赤いモニュメントが建っている広場です。
朝からランニングしている人が居てのどかな感じで良かったです。
周りのビル群とマッチした風景も良かったです。

いよいよ、二日目の中国語先生と落ち合います。
実は、この先生、「中国海洋大学」という大学の大学院生なのです。
収支の1年生と一定ました。中国海洋大学って中国国内の大学の中でもかなりレベルが高い大学の一つなんですが、「その大学の構内を案内してくれる」事になって、こんな機会は無いと思って喜んでお願いしました。
大学は自由に出入りできるわけではありません。
IDカードか事前の登録が必要です。
でも先生は私にIDを渡し、自分は顔パスで入場するという裏技で入場させてくれました。

場内はゆったりしていて、さすが中国でも上位の大学です。
ゆったり快適に勉学に励める施設が充実している様に見えました。
中国の大学の中を見る事が出来たのも、先生との出会いがあったればこそです。
良い経験をさせてもらいました。

場内はかなり広く、学生たちが無料で乗れる電動二輪が各要所に配置されており、場内をぐるぐる回るシャトルバスが定期的に走っていました。






大学構内を一通り回った後、お昼ご飯を食べに行きました。
学生さんたちが良く利用する、価格もリーゾナブルでおいしい店との事でした。
現地の学生さんたちが食べるレストランで食べられるのも嬉しい限りです。

この店もやはり青島だけあって、海鮮が主体の様でした。
また真昼間からビールを飲みながら(私だけ)美味しい海鮮料理を頂きました。





この日も記念写真をパシャリ。
本当に楽しい思い出をありがとうございました。

そして嬉しい事に、お土産を頂きました。
中国海洋大学の手帳です。しかも、わざわざ記念に残る様に大学のスタンプまで押してくれました。
これには感謝感激です。


食事が終わったら、もう帰らないと行けません。
時間もなかったので、タクシーで空港に戻り、上海への帰途となりました。

青島のビール博物館など、まだまだ行きたかった所があったのですが、二日間では回り切りませんでした。
しかし、二人の先生に一人ではできない体験をさせて頂き、本当に充実した夢の様な二日間でした。
今回の旅行で感じた事
中国の人が外から来た人を迎える時は、迎える側が食事をおごるそうです。
私は50歳をすぎたおじさんで、旅行で青島に行くっていうくらいですから、多少はお金に余裕があります。
特に二日目の先生などは、大学院生ですので、お金がほとんど余裕がないはずです(と言っていました)。
そんな状態ですが、このおじさんに食事をおごろうとするんですね。
私が当然出しましたが、中国の人は「それでは面子がたたない」そうです。
中国人の価値観も少し体験する事ができた良い旅行だったと思います。
まとめ
旅行記を書きましたが、ただ自慢したくて書いた訳ではありません。
「中国人の友達が出来ると、一人で旅行するよりも、ちょっとだけ深く現地の事が体験出来たり、知る事ができるよ!という事が言いたいのです。
こんな例を参考に、中国人と友達になって、このような素敵な、かつ貴重な体験を皆さんにもしてみて欲しいです。
中国人の中国語の先生と友達になりたい場合は、講師数が多い所がお薦めです。
↑私の一押しです。たくさんの先生と話ができます。
参考
私が青島観光の参考として利用したのは下記の書籍です。
本で買うと結構高いのですが、「Kindle Unlimited」というAmazonの電子書籍の定額読み放題サービスに入っていると無料で読めます。
この「Kindle Unlimited」のサービスも同時にお薦めしたいです。
今回の書籍だけでなく、さまざまな書籍が月額980円で読み放題です。
下記の記事にこの「Kindle Unlimited」の良いところを紹介していますので、これも参考にして頂けたらと思います。
書籍は画像がリンクになっているので、青島に行く際は参考にされたら良いかと思います。
今回は以上です。